rebakeは、パン屋さんで売れ残って廃棄になりそうなパン(ロスパン)を、冷凍で全国の家庭へ届けるパンの通販サービスです。運営は合同会社クアッガで、発送までの待ち時間と引き換えに、パンセットをお得な価格で受け取れる仕組みになっています。
この記事では、rebakeの仕組みと使い方、料金と注意点、活用事例を整理します。あわせて、同じ食品ロスの課題に取り組む他のサービスと、rebakeが社会にもたらす効果を、公表されている数字と国の統計で確かめます。
この記事でわかること
- rebakeのロスパンが生まれる理由と、冷凍パンが届くまでの流れ
- おたのしみ便とパンセットの料金、送料、返品や休会の扱い
- rebakeを活用している企業・自治体・パン屋さんの事例
- 同じ食品ロスの課題に取り組むサービス3つの比較表
- rebakeの削減量を、国の食品ロス統計と並べたときの規模感
rebakeはどんなサービス?ロスパンを通販で届ける仕組み

rebakeは、パン屋さんで廃棄になりそうなパンを冷凍で全国に届ける、ロスパンの通販サービスです。
rebakeは「パンの力で食の未来を変えていく」という考え方で運営されています。パン屋さんにとっては廃棄を減らして売上に変える場所、利用者にとっては遠くのパン屋さんのパンを自宅で楽しめる場所という位置づけです。届いたパンは冷凍されているため、自宅で温め直す(リベイクする)と、焼きたてに近い状態で食べられます。サービス名の由来も、この「温め直す」という意味の言葉です。
rebakeを使って生まれた収益の一部は、環境保全や貧困解消に取り組む団体への寄付に充てられています。iOSとAndroidのアプリも用意されており、パソコンでもスマートフォンでも注文できます。
参照:rebake「rebakeとは」(2026年10月時点)
運営は合同会社クアッガ
運営会社は、東京都墨田区に所在する合同会社クアッガです。同社は「人にも食べ物にも幸せな一生を」という言葉を掲げ、rebakeのほかに、パンの廃棄削減に関する情報発信、企業向けのコミュニケーション支援、食のイベント運営、湘南地域の食品ロス循環サービス「トリニコ」などを手がけています。
つまり、rebakeは通販サイトであると同時に、パンの食品ロスを伝える情報発信の拠点でもあります。パン屋さんの出店条件や利用者向けの案内ページも、運営会社が自社サイト内で公開しています。
参照:合同会社クアッガ公式サイト(2026年10月時点)
ロスパンが生まれる理由
ロスパンとは、品質に問題はないのに、閉店までに売り切れず廃棄せざるを得なくなりそうなパンのことです。rebakeは、パン屋さん約100店舗への聞き取りをもとに、大きめのパン屋さんでは作ったパン全体の約5〜10%を廃棄せざるを得ないという独自調べを公表しています。
rebakeは、ロスが出る一番の原因を天候だとしています。とても暑い日、雨の日、雪の日にはパンの購入量が大きく落ちるため、パン屋さんがどれだけ数を考えて作っても、売れ残りを完全には避けられません。また、夕方に来るお客さんへ空の棚を見せないよう、多めに作るお店があることも、ロスの背景として挙げられています。
なお、rebakeはパンの廃棄量そのものを示す国の統計はないと説明しています。この記事でも、パンに限った廃棄量は、rebakeの調査という位置づけで扱います。
参照:rebake「ロスパンって?捨てられてしまう廃棄パンを減らすrebakeの取り組み」(2026年6月1日掲載)
リベイクトースターとの違い
「rebake」「リベイク」で検索すると、パンの通販サービスとは別に、バルミューダのトースターが表示されることがあります。バルミューダの「ReBaker」は、買ってきたパンの温め直しに特化したリベイクモードを備えたトースターで、パンを届ける通販サービスではありません。
rebakeはパンを届けるサービス、ReBakerはパンを温める家電と覚えておくと混同しません。rebakeとバルミューダの間に提携関係があるかどうかは、確認できた公式ページに記載がありませんでした。
参照:バルミューダ公式サイト「BALMUDA The Toaster ReBaker」(2026年10月時点)
rebakeの使い方|注文から冷凍パンが届くまでの流れ
rebakeは、パンセットを選んで注文し、順番が来ると発送され、冷凍で届いたパンを温め直して食べる流れです。
通常のパンセットは、パン屋さんのロスが出たタイミングで発送されます。そのため、注文してから届くまでに待ち時間があります。待つ代わりに価格がお得になるというのが、ロスパンの基本的な考え方です。
ロスパンセットを注文して届くまで
ロスパンセットの流れは、次の5ステップです。
- 食べたいパン屋さんとパンセットを選んで注文する
- ロスパンの準備が進む(準備には当日から1か月程度かかります)
- 順番が来たら、パン屋さんから発送される
- 発送から2日ほどで、冷凍のパンが届く
- 温め直して食べる(残りは冷凍庫で保存する)
パンの中身はパン屋さんのおまかせで、食事パン、菓子パン、惣菜パンなどが、その日の在庫から詰められます。単品での購入はできず、あくまでセット単位です。旅行などで受け取れない期間がある場合は、注文後に最長2週間まで、受け取れない期間を設定できます。
参照:rebake「ロスパンとは」(2026年10月時点)
冷凍パンの保存とあたため方
rebakeは、メロンパンを例に、冷凍パンの扱い方を自社の読み物で案内しています。保存は、1つずつアルミホイルやラップで包み、フリーザーバッグなどの密閉容器に入れて冷凍するのが基本です。冷凍庫のにおい移りや水滴は、味を落とす原因になります。
食べるときは、2時間ほど常温で自然解凍します。夏場は冷蔵庫で一晩かけて解凍する方法がすすめられています。解凍を待てない場合は、ラップをしたまま電子レンジで20〜30秒ほど温めてから、トースターで焼き直します。パンの種類によって向いている温め方は変わるため、この例は目安として使ってください。
参照:rebake「サクサク食感を復活!メロンパンのおいしい温め方」(2020年1月2日掲載)
rebakeの料金と送料はいくら?おたのしみ便とパンセットの違い
rebakeのおたのしみ便は、定期の初回限定で2,739円(税込・送料込み)からです。パンセットは商品ごとに異なります。
料金は、パン屋さんを選ばない定期便「おたのしみ便」と、パン屋さんを指定して買うパンセットで考え方が異なります。次の表に、確認できた範囲をまとめます。価格は時期やセットによって変わるため、注文前に必ず商品ページの表示を確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おたのしみ便(定期)の価格 | 10個以上のパンが入り、送料込み。通常3,239円のところ、定期の初回限定で500円割引の2,739円から(2026年10月時点の公式ページの表示) |
| パンセット(パン屋さん指定)の価格と送料 | 各商品詳細画面に記載の金額(税込) |
| おたのしみ便の最低契約回数 | なし。好きなタイミングで休会・退会できる |
| 支払い方法 | クレジットカード、または銀行振込。おたのしみ便はクレジットカードのみ |
| 返品 | 客都合の返品は不可。商品の欠陥や数量不足などは、出品者の責任で返品または交換 |
送料は商品ごとに表示されるため、複数のパン屋さんのセットを比べるときは、パン代と送料を合わせた金額で見るのが確実です。おたのしみ便は、送料込みの金額で表示されています。
参照:rebake「おたのしみ便(サブスクプラン)」(2026年10月時点)、rebake「特定商取引法に基づく表記」(2026年10月時点)
rebakeを使う前に知っておきたい注意点
rebakeで気をつけたいのは、発送までの待ち時間、返品不可の扱い、おたのしみ便ではパン屋さんを選べない点の3つです。
ここまでに触れた公式の案内のうち、注文前に確認しておきたい点を表に整理します。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 待ち時間 | ロスパンの準備には当日から1か月程度かかる。急ぎの用途には向きにくい |
| 返品 | 客都合の返品は不可。届いたパンに不備があった場合のみ、出品者の責任で返品または交換になる |
| パン屋さんの指定 | おたのしみ便は、パン屋さんを選べない。選びたい場合は、パンセットを個別に購入する |
| 休会・退会の締め切り | おたのしみ便は、出荷予定週のお知らせメールにある締め切り日までに、マイページから手続きする。締め切りを過ぎると、次回分を出荷してから停止になる |
| アレルギー | パンの包装にアレルギー表示のラベルを貼付。特定のアレルギー物質を除いた個別対応はできない |
| 保存 | 冷凍で届き、パンの製造日から1か月以上冷凍保存できる。受け取ったらすぐ冷凍庫へ入れる |
食物アレルギーがある場合は、注文前にパンの原材料表示を確認し、不明な点はrebakeのお問い合わせ窓口に相談するのが安全です。
rebakeを活用する企業・自治体・パン屋さんの事例

rebakeの事例として、企業の試作、地域のパンマルシェ、パン屋さんの実績の4件を公式発表から紹介します。
事例は、rebakeの運営会社が自社サイトやプレスリリースで公開しているものに限っています。成果が公表されていない事例は、実施内容だけを書いています。
カルピス株式会社|乳製品の副産物を使ったパンの試作
カルピス株式会社は、rebakeの法人向け案内ページに、企業の活用事例として掲載されています。
乳製品の製造時に副産物として発生する素材を、パン作りに活用するための試作を行いました。全国10店舗のパン屋さんが、サンプルを使った試作品の製造、お客様への提供、アンケート調査を実施しています。rebakeは、バナー作成、パン屋さんの管理画面へのバナー掲載、お知らせ文面の作成、店舗の選定、問い合わせ対応とアンケート回収を担当しました。
参照:rebake「法人の方向けのrebakeのご利用のご案内」(2023年8月16日掲載)
わたしの素ペース(青森県階上町)|ロスパンのパンマルシェ
「わたしの素ペース」は、青森県階上町にある施設で、rebakeのパンマルシェの会場になりました。
運営会社のクアッガは、2025年9月28日に「rebakeプチ!!in青森」を開催しました。全国8店舗のロスパン400個を集めて販売するイベントで、入場は無料、時間は11時から16時(売り切れ次第終了)と案内されています。パン屋さんの店頭で売り切れず、廃棄になりそうなパンだけを集めたマルシェで、東京都墨田区では過去9回開催されたと説明されています。
参照:PR TIMES「【rebake】青森県 階上町で、パンの廃棄を減らすイベントを開催します。」(2025年9月17日)
NONOJI(愛知県)|おたのしみ便で発送数が増加
NONOJIは、愛知県のパン屋さんで、rebakeのおたのしみ便に参加しています。
同店は、おたのしみ便を通じた発送が、月20件ほどから月50〜60件(毎日2〜3件)に増えたとコメントしています。あわせて、店頭での廃棄が減ったことにも触れています。
クアッガは、おたのしみ便が2021年の販売開始から5周年を迎え、これまでに100店舗以上のパン屋さんが参加し、約100万個のロスパンを届けたと発表しています。同じリリースにはトン換算の記載もありますが、個数と1個あたりの重さから計算した値と桁が合わないため、この記事では個数のみを紹介します。
参照:PR TIMES「100万個超のパンを廃棄から救出。ロスパンの定期便「rebakeおたのしみ便」、開始より5年」(2026年9月11日)
北の果樹工房&bakery Anna Fiere(秋田県)|アップサイクルの焼き菓子
北の果樹工房&bakery Anna Fiereは、秋田県秋田市の焼き菓子店で、rebakeに出店しています。
同店は、焼き菓子に添加物を使わず、おからや米糠、米粉など、環境に優しいアップサイクルフードに取り組んでいるとコメントしています。rebakeが2025年12月に発表した「rebake AWARD 2025」では、満足度やリピート率をもとに算出する総合ランキングで2位に選ばれました。登録している全国1500店舗の中からの選出です。
参照:PR TIMES「全国のパン屋さん18店舗に授与!rebake AWARD 2025を発表しました。」(2025年12月4日)
rebakeと同じ食品ロスの課題に取り組むサービス
rebakeと同じく食品ロスの削減に取り組む国内サービスとして、Kuradashi、TABETE、ロスゼロを紹介します。
ここでは、rebakeを含む4つのサービスを、各社の公式ページに書かれている内容だけで同じ項目に並べています。紹介順は五十音順(クラダシ、タベテ、ロスゼロ)で、おすすめ順や優劣を示すものではありません。公式ページで内容を確認できたのは3サービスだったため、紹介もこの3つに絞っています。
| サービス | 取り組みの対象 | 仕組み | 公表している実績 | 運営会社の設立・事業開始 |
|---|---|---|---|---|
| rebake | パン屋さんで廃棄になりそうなパン | 予約制のパンセットを冷凍で全国に発送 | 累計1,300t超(2026年2月28日時点、出所は後述の効果の節) | 2018年8月(合同会社クアッガの設立) |
| Kuradashi | 賞味期限が近い、傷や汚れがあるなどで売りにくい食品や商品 | 通販サイトとアプリで割引販売し、売上の一部で社会貢献活動を支援 | 食品ロス削減量35,287トン、CO2削減量93,545t-CO2、支援総額194,051,084円(2026年6月30日時点) | 2014年7月(株式会社クラダシの設立) |
| TABETE | 飲食店、パン店、ホテル、スーパーなどの余った食事 | アプリで予約・決済し、店頭で受け取る | 公表なし | 公表なし |
| ロスゼロ | 規格外品、余剰在庫など、まだ食べられる食品 | 通販サイトで割引販売。定期の「ロスゼロ不定期便」もある | 不定期便1回のお届けで約4〜5kgの食品ロス削減、18.13kgのCO2削減 | 2018年4月(事業開始) |
実績は各社が自社の基準で公表した数値で、算出方法や期間が異なります。表の数字だけで、サービスの優劣は比べられません。
参照:Kuradashi公式サイト(2026年6月30日時点の実績)、株式会社クラダシ「会社概要」(2026年10月時点)、TABETE公式サイト(2026年10月時点)、ロスゼロ「ロスゼロとは」(2026年10月時点)、株式会社ロスゼロ「会社概要」(2026年10月時点)
Kuradashi(クラダシ)
Kuradashiは、食品ロスになりそうな商品を割引で販売し、売上の一部が社会貢献活動の支援に使われる「ソーシャルグッドマーケット」です。
賞味期限が近い、商品に少し傷がある、パッケージが汚れているなど、理由別に商品が並びます。購入するだけで、食品ロス削減と社会貢献活動への支援の両方に参加できる設計です。
特徴は、削減量・CO2削減量・支援総額を公式サイトで継続して公表している点と、B Corp認証を取得していると案内している点です。
参照:Kuradashi「Kuradashiとは」(2026年10月時点)
TABETE(タベテ)
TABETEは、飲食店やパン店、ホテル、スーパーなどで売り切るのが難しい食事を、アプリで利用者につなぐフードシェアリングサービスです。
利用者は、アプリで近くの店舗の出品を探し、引き取り時間を決めてカード決済し、店頭でアプリ画面を見せて受け取ります。登録料や月額料はかからず、レスキューした商品の代金だけを支払います。運営会社は株式会社コークッキングです。
特徴は、公式サイトに呉市、文京区、世田谷区など多くの自治体との食品ロス削減の連携協定を掲載している点です。
参照:TABETE「運営会社」(2026年10月時点)
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ロスゼロ(LOSSZERO)
ロスゼロは、規格外品や余剰在庫など、まだ食べられる食品を通販で届ける、株式会社ロスゼロ(大阪府)のサービスです。
食品やお菓子の単品販売のほか、約2か月に1回、定価9,000〜10,000円相当の食品を詰め合わせて5,000円(税込・送料無料)で届ける「ロスゼロ不定期便」があります。規格外の作物や切れ端などを使ったアップサイクル食品も扱っています。
特徴は、同社が「日本初の食品ロスサブスク」と案内している不定期便です。中身はおまかせで、届くまで何が入っているかわからない点は、rebakeのおたのしみ便とも近い発想です。
参照:ロスゼロ公式サイト(2026年10月時点)
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rebakeが食品ロス削減にもたらす効果

rebakeは、廃棄になるパンを全国の家庭へ届けて事業系の食品ロスを減らし、売上の一部も寄付しています。
rebakeの効果は、削減量、寄付、パン屋さんの負担軽減の3つに分けて確認できます。いずれも運営会社が公表している内容を、出所と時点つきで整理します。
廃棄パンの削減量を国の食品ロス量と並べる
rebakeは、2026年2月28日に、ロスパンの通算取扱量が累計1,300tを超えたと公表しました。小麦畑に換算すると約130万㎡にあたるとも説明しています。この数字は、国の食品ロス統計と同じ単位(t)にそろえると、規模感をつかめます。
農林水産省と環境省は、2026年6月30日に2024年度の食品ロス量を公表しました。全体で461万t、そのうち事業系が237万t、家庭系が224万tです。パン屋さんの廃棄は事業系にあたるため、ここでは事業系の237万tと並べます。
| 項目 | 量 | 時点・期間 | 出所 |
|---|---|---|---|
| rebakeのパン廃棄の削減量(累計) | 1,300t超 | 2026年2月28日までの累計 | rebake |
| 事業系食品ロス量 | 237万t(食品製造業110万t、外食産業70万t、食品小売業48万t、食品卸売業9万t) | 2024年度の1年分 | 農林水産省・環境省 |
| 食品ロス量の全体 | 461万t(事業系237万t、家庭系224万t) | 2024年度の1年分 | 農林水産省・環境省 |
計算式は、1,300t ÷ 2,370,000t ≒ 0.0005(0.05%)です。つまり、rebakeの累計の削減量は、2024年度の事業系食品ロス1年分の約0.05%(編集部推計)にあたります。全体の461万tと比べても、約0.03%(編集部推計)です。
ただし、この比較には注意が必要です。rebakeの数字は複数年にわたる累計で、国の数字は1年分です。また、rebakeの数字は同社が定義した「パン廃棄の削減量」で、国の食品ロス統計の内訳ではありません。年ごとの同じ条件では比べられないため、規模感の目安としてご覧ください。
一方で、国の事業系食品ロスは2000年度比で57%減少しており、2030年度までに60%減らす目標が設定されています。rebake単体で国全体の数字が動くわけではなく、役割は、パン屋さんの現場の廃棄を減らすことと、消費者が食品ロスを自分ごとにする入口をつくることにあります。
参照:rebake「パンの廃棄の削減量が累計1300tを超えました。」(2026年2月28日掲載)、環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和6年度)の公表について」(2026年6月30日)、農林水産省「事業系食品ロス量(2024年度推計値)を公表」(2026年6月30日)
売上の一部を子どもの支援と自然保護へ回す
rebakeは、売上の一部を、子どもの支援と自然保護に回していると案内しています。内容は、次の3つです。
- 2022年3月から、対象のロスパンセットの購入量に応じて、児童養護施設へパンセットを毎月送っている
- rebake全体の売上の一部を、子ども食堂へ寄付している
- 国産パン小麦の発祥の地である北海道で自然を守る知床財団へ、サービス開始直後から寄付を続けている
個別の寄付報告も公開されています。2019年3月には、収益の一部を知床財団へ寄付したと報告しました。2026年9月17日には、熊本地震の復興支援として、1セットにつき50円を寄付する約束のプレッツェル詰め合わせを案内していました。198セットが届き、198セット × 50円 = 9,900円を熊本県に寄付したと報告しています。
寄付の総額は、確認できた公式ページに記載がないため、この記事では示していません。
参照:rebake「サステナビリティ〜rebakeの守りたい世界〜」(2026年10月時点)、rebake「rebakeは、収益の一部を北海道の自然を守る知床財団に寄付をさせて頂いています。」(2019年3月1日掲載)、rebake「熊本地震に係る寄付のご報告」(2026年9月17日掲載)
パン屋さんの廃棄と販売の負担を減らす
rebakeは、出店を考えるパン屋さん向けのページで、掲載費用は無料で、月額の固定費もないと案内しています。費用は、パンが売れたときに販売価格の17%(税抜)の手数料がかかる形です。
ロスパンの発送にノルマはなく、ロスが出たときに送れば足ります。お店の発送ペースに合わせて購入を制限する仕組みもあるため、毎日は発送できないお店でも続けやすいと案内されています。同ページには、「捨てるパンが9割減ったお店も」という表現がありますが、これはrebake側の説明で、第三者が確認した数字ではありません。
参照:rebake「rebakeに出店希望のみなさまへ」(2026年10月時点)
関連記事:食品ロスを減らすためにできること|家庭の行動と5つのサービス
よくある質問
rebakeについて、検索でよく見られる疑問に答えます。
品質に問題はないのに、売り切れずに廃棄になりそうなパンを、パン屋さんがセットにしたものです。中身はパン屋さんのおまかせで、食事パンや菓子パンなどが入ります。ロスが出たタイミングで発送されるため、お得な価格になっています。
ロスパンセットは、準備に当日から1か月程度かかり、発送から2日ほどで届きます。おたのしみ便は、公式ページで最短で注文後4日以内のお届けと案内されています。時期や在庫で変わるため、商品ページの表示を確認してください。
解約できます。最低契約回数はなく、マイページから休会・退会の手続きができます。次回の出荷分から止めるには、出荷予定週のお知らせメールに書かれた締め切り日までの手続きが必要です。
パンセットは、パン屋さんを選んで購入できます。一方、おたのしみ便はパン屋さんを選べません。届くまでどのパン屋さんか分からない点が特徴です。
同じものではありません。rebakeはパンを届ける通販サービスで、バルミューダのReBakerはパンの温め直しに特化したモードを持つトースターです。両者の提携関係は、確認できた公式ページに記載がありませんでした。
まとめ
rebakeの要点を整理します。
- rebakeは、パン屋さんで廃棄になりそうなロスパンを、冷凍で全国に届ける通販サービスです。運営は合同会社クアッガです。
- ロスパンセットは準備に当日から1か月程度かかります。待つ代わりに、お得な価格で買える仕組みです。
- おたのしみ便は定期の初回限定で2,739円(税込・送料込み)からで、最低契約回数はありません。返品は客都合では不可です。
- 同じ食品ロスの課題には、Kuradashi、TABETE、ロスゼロなども取り組んでいます。対象や仕組みが異なるため、目的に合わせて選べます。
- rebakeの累計1,300t超の削減量は、2024年度の事業系食品ロス1年分の約0.05%(編集部推計)です。売上の一部の寄付と合わせて、現場の廃棄を減らす役割を担っています。