YASASHIKUジェラートは、兵庫県たつの市で1795年から醤油をつくってきた日本丸天醤油が生んだジェラートブランドです。形が不揃いだったり少し傷がある「規格外」の果物を農家から仕入れ、醤油づくりで使ってきた甘酒でやさしい甘さに仕上げています。
農家にも、食べる人にも、地球にもやさしいものをつくりたいという思いから生まれました。着色料や香料を使わず、材料は必要最低限にしているのも特徴です。
この記事でわかること
- YASASHIKUジェラートが生まれた背景
- 規格外の果物を生かして食品ロスを減らす仕組み
- 醤油蔵の甘酒を使ったジェラートづくりのこだわり
- フレーバーと全国の産地、セットの価格
- ブランドと会社の基本情報
醤油蔵が生んだ「やさしさ」がテーマのジェラート

YASASHIKUジェラートは、「材料をつくる人から食べる人まで、すべての人にやさしくできるもの」をテーマに、日本丸天醤油株式会社が立ち上げたジェラートブランドです。食品をつくることの原点に立ち返ったときにたどり着いたのが、このジェラートだったといいます。
日本丸天醤油は、寛政七年(1795年)の創業です。兵庫県西部を流れる揖保川のほとり、淡口醤油(うすくちしょうゆ)のふるさと・龍野の地で醤油づくりを続けてきました。淡口醤油づくりに欠かせない原料の一つが、甘酒です。その天然の甘さを生かした新しいおいしさを届けたいという思いから、ジェラートが生まれました。
ブランドが掲げるやさしさは、次の3つです。
| 3つのやさしさ | 内容 |
|---|---|
| 農家にやさしく | 規格外の果物をジェラートに生かし、農家の収入につなげる |
| 食べる人にやさしく | 着色料や香料を使わず、材料は必要最低限。甘さ控えめでさらりと食べられる |
| こころにやさしく | 誰かが苦しい思いで支えるのではなく、関わる人がみんなしあわせになる |
規格外の果物を生かして食品ロスを減らす
YASASHIKUジェラートの季節限定フレーバーには、味や香りは変わらないのに、形が不揃いだったり少し傷があったりして製品にできない果物を使っています。農業はロスの多い仕事で、こうした果物は農家が自分で食べるか、捨てるしかないことが少なくありません。
これを最大限に生かしてジェラートにすれば、農家の収入が増え、食べる人にも作り手の思いや農作物の良さを伝えられる。公式サイトのブランドストーリーでは、そうした思いを形にしたと説明されています。旬の果物は、全国の農園から直接取り寄せています。
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副産物も原料として生かす
果物だけでなく、ほかの食品づくりで出る副産物も生かしています。たとえば小豆あんのフレーバーには、製あんの工程で出る小豆の煮汁を独自の方法で粉末にした「小豆エキス」を使い、未利用だった資源を有効に活用しています。
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甘さの秘密は醤油づくりで培った甘酒
YASASHIKUジェラートのさっぱりとしつこくない甘さの秘密は、米と米麹からつくった甘酒です。醤油づくりで甘酒が主役の素材を引き立てる黒子であるように、ジェラートでも甘酒は素材の持ち味を引き出す役割を担っています。
甘酒のジェラートではなく、素材を引き立てる甘酒
作りたかったのは甘酒味のジェラートではありません。甘酒の量の加減が難しく、甘みが足りなかったり、味にメリハリがなくなったり、口当たりが悪くなったりと、試行錯誤の連続だったといいます。神戸のパティシエやジェラートマシンのメーカーにも助言を求め、試作を重ねて素材の味を生かすやさしい味わいに仕上げました。
ジェラート用に開発した甘酒にはアルコールが含まれていないため、子どもでも安心して食べられます。祖業で200年以上使い続けてきた甘酒を少し加えることで、味に深みを出しています。
フレーバーと全国の産地
YASASHIKUジェラートには、ミルクや抹茶などの定番フレーバーと、産地直送の果物や野菜を使った数量限定の季節フレーバーがあります。季節フレーバーは、収穫の時期や産地、品種によって色や味、香りが変わることがあります。
| フレーバー | 使っている素材と産地 |
|---|---|
| マンゴー | 宮崎県 緒方果樹園の完熟マンゴー |
| いちご | 山梨県 フジハタザオ農園の「紅ほっぺ」、青森県 濱田農園の夏秋いちご |
| 西洋梨(ルレクチェ) | 長野県 ライラック農園の「ルレクチェ」 |
| ブルーベリー | 長野県 ライラック農園のブルーベリー |
| ネーブルオレンジ | 広島県・生口島 稲角農園のネーブルオレンジ |
| パイナップル | 石垣島・平安名農場で完熟収穫したパイナップル |
| ミルク | 岡山県北部・蒜山地域のジャージー乳 |
| 抹茶 | 京都府産の茶葉を石臼で挽いた宇治抹茶(一番茶のみ) |
| 黒豆きなこ | 兵庫県 丹波篠山産黒大豆のきな粉 |
このほか、チョコレート&珈琲、金ごま、珈琲ミルク、ホワイトチョコ、小豆あんなどのフレーバーもあります。冷凍庫から出して室温で5〜10分ほど置くと食べごろです。
セットの価格
公式オンラインショップでは、定番のフレーバーと規格外品を使った限定フレーバーを自分で組み合わせて選べるセットを販売しています。価格は公式オンラインショップの税込価格で、送料は別にかかります。
| セット | 価格(税込) |
|---|---|
| 選べるセット6個入 | 3,200円 |
| マンゴー選べるセット6個入 | 3,500円 |
| 選べるセット12個入 | 5,700円 |
| マンゴー選べるセット12個入 | 6,400円 |
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担当者からのひとこと
日本丸天醤油から寄せられたコメントは、次のとおりです。
YASASHIKUジェラートは、約220年にわたり日本丸天醤油が培ってきた技術と発想から生まれました。ヒントになったのは、醤油づくりで使う甘酒。甘酒の自然な甘みを活かし、形や傷を理由に市場に出せない果物のおいしさを引き出しました。農家さんが大切に育てた果物を無駄にせず、新たな価値へとつなげたい。まずは純粋においしさを楽しんでいただき、その一口がつくる人にも食べる人にも、そして地球にもやさしい選択になれば嬉しいです。
取材協力:日本丸天醤油株式会社
YASASHIKUジェラートの基本情報
YASASHIKUジェラートは公式オンラインショップで購入でき、注文後おおむね5営業日以内に出荷されます。支払いはクレジットカードと代金引換に対応しています。
| ブランド名 | YASASHIKUジェラート |
|---|---|
| ブランドを立ち上げた会社 | 日本丸天醤油株式会社(寛政七年・1795年創業) |
| 販売業者 | マルテンフーズ株式会社 |
| 所在地 | 兵庫県たつの市揖保川町半田672 |
| 問い合わせ | 0791-72-6958(平日9:00〜17:00) |
| 購入方法 | 公式オンラインショップ(6個入・12個入のセット) |
| 公式サイト | https://yasashiku-gelato.jp/ |
よくある質問
YASASHIKUジェラートについて、よくある質問にお答えします。
味や香りは変わらないものの、形が不揃いだったり少し傷があったりして、製品として出荷できない果物です。YASASHIKUジェラートでは、こうした果物を季節限定フレーバーに生かしています。
食べられます。ジェラート用に開発した甘酒にはアルコールが含まれていません。
使っていません。素材の良さを伝えるため、材料は必要最低限にしています。
公式オンラインショップで購入できます。選べるセットは6個入が3,200円、12個入が5,700円(いずれも税込、送料別)です。
まとめ
YASASHIKUジェラートは、200年以上続く醤油蔵の甘酒と規格外の果物から生まれた、農家にも食べる人にもやさしいジェラートです。
- 1795年創業の日本丸天醤油が立ち上げたジェラートブランドです
- 出荷できない規格外の果物を季節フレーバーに生かし、農家の収入と食品ロスの削減につなげています
- 甘さの秘密は醤油づくりで使ってきた甘酒で、着色料や香料は使っていません
- 全国の農園から果物を取り寄せ、定番と季節のフレーバーを選べるセットで販売しています