mottECO(モッテコ)は、飲食店で食べきれなかった料理を、お客さま自身の責任で持ち帰る行為につけられた愛称です。環境省が提唱し、消費者庁と厚生労働省が2024年12月に「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」を定めたことで、店とお客さまが守る点がはっきりしました。この記事では、持ち帰り方と注意点、対応店と容器の探し方、導入事例、同じ食品ロス問題に取り組む企業までを公的資料と各社の公式情報から整理します。
この記事でわかること
- mottECOの意味と、環境省・消費者庁・厚生労働省の位置づけ
- 持ち帰れる料理と持ち帰れない料理、帰宅後の注意点
- 対応店の探し方と、容器の費用の実例
- 飲食店が導入するときの手順と事例
- 食品ロス削減に取り組む企業4社と、mottECOが社会に与える効果
mottECOとは?環境省が提唱する食べ残し持ち帰りの考え方

mottECOとは、飲食店での食べ残しを自己責任の範囲で持ち帰る行為の愛称で、環境省が提唱している取り組みです。
名称の由来と「まず食べきる」という前提
mottECOという名称は、2020年(令和2年)に環境省などが開いた「New ドギーバッグアイデアコンテスト」で選ばれました。ドギーバッグとは、食べ残しを持ち帰るための容器や習慣を指す言葉で、同コンテストは外食時の食べ残しの持ち帰りに、新しい呼び名を募るものでした。
環境省は、外食時にはまず「おいしく食べきる」ことを優先し、どうしても食べきれない分について、お客さまと店が互いに理解したうえで持ち帰ることを期待しています。mottECOは食べ残しを前提にした仕組みではなく、食べきりを進めたうえで、やむを得ず残った料理を捨てないための選択肢です。
参照:環境省「mottECO導入の手引き」、(令和8年4月版)
食べ残し持ち帰り促進ガイドラインで決まったこと
消費者庁と厚生労働省は2024年12月25日に「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」を策定しました。店が民事上や食品衛生上で気をつける点と、お客さまに求められる行動を整理した文書です。
店側には、衛生面の注意事項の説明、清潔な容器や器具の用意、持ち帰りに適した料理かどうかの判断が求められます。お客さま側については、持ち帰った後の食品の管理責任は基本的にお客さまにあると明記され、店からの注意事項を守ることが前提になります。
参照:消費者庁・厚生労働省「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」、(2024年12月25日)
mottECOの流れは5つの手順
環境省の手引きは、mottECOの流れを次の5つの手順で示しています。お客さま自身が容器に詰めることと、店が注意事項を伝えることが、手順の中心です。
- 飲食店がお客さまに食事を提供します。
- お客さまが、食べ残しの持ち帰りを店に希望します。
- 店がお客さまに、持ち帰り用の容器を渡します。
- お客さま自身が、容器に食べ残しを移します。
- お客さまが自己責任で、持ち帰った料理を適切に食べます。
mottECOのやり方|持ち帰れる料理と注意点

持ち帰れるかどうかは料理の状態で決まります。十分に加熱され、常温保存が可能で、水分が少ない料理が向いています。
持ち帰りに向く料理と向かない料理
ガイドラインは、持ち帰りに適する食品の検討材料として次の3点を挙げています。反対に、生ものや半生など加熱が不十分な食品は持ち帰りに適さないとされています。実際に何を対象にするかは、店が調理方法や室温、外気温などを考えて決めます。
| 区分 | 料理の状態 | ガイドラインの考え方 |
|---|---|---|
| 向く | 衛生管理計画に従って十分に加熱されている | 持ち帰りに適する食品の例 |
| 向く | 常温での保存が可能 | 持ち帰りに適する食品の例 |
| 向く | 水分含量が少ない | 持ち帰りに適する食品の例 |
| 向かない | 生もの、半生など加熱が不十分 | 持ち帰りに適さない食品の例 |
詰めるとき・帰宅後・食べる前の注意点
ガイドラインがお客さまに求める注意点は、詰めるとき、帰宅後、食べる前の3場面に分かれます。詰めるのは、体調不良のない大人が、清潔な容器と箸で行うのが原則です。
- 詰めるとき:持ち帰るお客さまが、清潔な容器と箸を使って移します。発熱や下痢など体調不良のない大人が行います。
- 帰宅後:速やかに食べます。すぐに食べられない場合は、温度が高い場所に置かず、冷蔵庫などで保管し、必要に応じて再加熱してから食べます。
- 食べるとき:店で手を付けた料理は、原則その本人が食べます。食物アレルギーのある人には譲りません。異味や異臭を感じたら食べません。
- 食後に体調が悪くなったとき:医療機関を受診し、必要に応じて保健所と店に連絡します。
mottECO対応店の探し方と容器の費用
環境省が自治体と事業者の一覧を公表しており、店頭のロゴも目印です。容器代は店ごとに異なります。
対応店を見つける3つの方法
mottECOに全国共通の「対応店検索サイト」は見当たりません。環境省の一覧、自治体の協力店、店頭の掲示という3つの入口から探します。環境省の一覧には、2026年1月31日時点で自治体50件、事業者・団体等142件が掲載されています。
- 環境省の「mottECO利用申請者一覧」:ロゴや資材の利用を申請し、名前の公表に同意した自治体・事業者・団体が載っています。
- 自治体の食べきり協力店:自治体が認定する、食べ残し削減に取り組む飲食店です。自治体によっては、協力店にmottECOの導入を支援しています。
- 店頭の掲示:環境省はロゴマーク、ポスター、店頭ステッカー、テーブルPOPなどの資材を無料で提供しています。入口や卓上に掲示があれば、取り組んでいる店です。
参照:環境省「「mottECO」活用事例、導入の手引き他」、(2026年10月時点)、、環境省「「mottECO」ダウンロードページ」、(2026年10月時点)
容器代は店ごとに違う
手引きによると、容器を有料にするかどうかは店の判断です。手引き自体も、持ち帰り容器の有償化を求めるものではないと断っています。環境省がまとめた先行事例には、有料の例があります。
| 事業者 | 容器 | 容器代 |
|---|---|---|
| デニーズ(セブン&アイ・フードシステムズ) | 環境配慮素材(令和4年度の実証) | 30円 |
| 和食さと(SRSホールディングス) | 環境配慮素材(令和4年度の実証) | 55円 |
どちらも令和4年度のモデル事業での金額です。現在の料金は、各店の掲示や公式サイトで確認してください。
飲食店がmottECOを導入するには|手引きの手順
環境省の手引きは、導入を4つの段階に分けています。現状把握から始め、効果測定で改善まで進める流れです。
導入の4段階
手引きは、外食事業者向けの導入方法を次の4段階で説明しています。食べ残しの発生状況を把握する段階から始めるのが特徴です。
- 現状把握:食べ残しの発生量や件数、料理の種類を把握します。可能であれば食品廃棄物全体も測ります。
- 事前検討:持ち帰りの対象とする料理、容器、お客さまへの案内方法を決めます。
- 具体的な準備:予算を検討し、容器と啓発資材を調達します。
- 効果測定と改善:取組の効果を把握し、運用を見直します。
食中毒への備えと資材の使い方
ガイドラインは、事業者にHACCPに沿った衛生管理を求めています。持ち帰りの料理かどうかにかかわらず、食中毒などの健康被害の情報を知った場合は保健所へ連絡し、指示に従うことが基本です。従業員の対応をそろえるため、マニュアル作成と教育も望ましいとされています。
ロゴや資材は環境省のページから無料でダウンロードできます。使うときは使用申請書に記入してメールで送る必要があり、データを改変しての使用は禁止されています。
mottECOに取り組む企業と自治体の事例

外食チェーン、ホテル、自治体が連携して広げてきました。本人が公開する資料で確認できた4事例を紹介します。
ロイヤルホールディングスとmottECO普及コンソーシアム
ロイヤルホールディングス株式会社は、「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルグループの企業で、mottECO普及コンソーシアムに参加しています。
2023年10月2日付の同社のリリースによると、セブン&アイ・フードシステムズなど6事業者と東京都杉並区の7団体の「自治体・事業者連携によるmottECO導入、普及推進事業」が、令和5年度食品ロス削減推進表彰で環境大臣賞を受賞しました。2025年6月9日付のリリースでは、コンソーシアムは外食12、ホテル9、中食1、自治体3、大学2、一般団体3の計30団体と記載されています。
参照:ロイヤルホールディングス株式会社ニュースリリース「令和5年度 食品ロス削減推進表彰 環境大臣賞を受賞」、(2023年10月2日)、、同社ニュースリリース「mottECO導入モデル事業に採択」、(2025年6月9日)
東京都杉並区のmottECO普及推進モデル事業
東京都杉並区は、コンソーシアムに参加する自治体です。
同区の2023年10月2日付の発表によると、区は2023年10月から飲食店等の食品ロスを減らすため「mottECO普及推進モデル事業」を実施しています。協力店では、持ち帰りを希望するお客さまに専用容器と注意喚起チラシを渡します。公表されている成果の数値は、この発表には記載がありません。
参照:杉並区広報課発表「令和5年度 食品ロス削減推進表彰 環境大臣賞を受賞」、(2023年10月2日)
群馬県の上毛バッグ導入モデル事業
群馬県は、「ぐんま5つのゼロ宣言」の食品ロスゼロに向けて取り組む自治体です。
同県の2021年7月9日付の発表では、環境省のmottECO導入モデル事業を活用し、モデル店に持ち帰り容器「上毛バッグ」を無償で提供するとしています。モデル店はお客さまに持ち帰りを勧め、県提供のポスター、チラシ、ステッカーを店内に掲示します。取組期間は10月から11月の2か月で、実績は12月中旬に報告する計画でした。
参照:群馬県気候変動対策課「食べ残しの持ち帰りの普及啓発に取り組む飲食店等を募集します」、(2021年7月9日)
クラダシとキリンシティ・サッポロライオンの実証
株式会社クラダシは、食品ロスになりうる商品を扱うオンラインショッピングサイト「Kuradashi」の運営会社です。
同社の事業報告書によると、2024年10月にキリンシティとサッポロライオンの飲食店でmottECOの導入を実証しました。対象は7店舗で、1人あたりの食べ残し量は6店舗で減少し、減った店舗の平均削減率は33%でした。報告書は、減少した店舗で1店舗あたり月間20kgの削減を推計しています。
参照:株式会社クラダシ「事業報告書」(環境省掲載)、(2024年12月27日)
食品ロス削減に取り組む企業|同じ項目で比べる4社
mottECOは外食の食べ残しが対象です。同じ食品ロス削減の分野で、事業者が出す余剰品を消費者につなぐ企業を紹介します。
掲載は、各社の公式サイトで確認できた企業のみです。順番は、サービス名の読みの五十音順です。おすすめ順や評価の順位ではありません。公式サイトに記載がない項目は「公表なし」としています。mottECOは参考として先頭に置きました。確認できた企業が4社のため、5社に満たない点をお断りします。
| 名称 | 取り組みの対象 | 仕組み | 公表している実績 | 開始時期 |
|---|---|---|---|---|
| mottECO(環境省が提唱) | 外食店での食べ残し | お客さまが自己責任で持ち帰り、店は容器と注意喚起を用意 | 普及コンソーシアムが2024年度に1,200以上の事業所で実施、年間82t以上の廃棄物削減を報告 | 2020年(愛称の選定) |
| Kuradashi(クラダシ) | 賞味期限が近い商品、見た目や印字に理由のある商品など | オンライン通販。購入金額の一部が社会貢献活動の支援になる | フードロス削減量35,287t、CO2削減量93,545t-CO2(2026年6月30日時点) | 2014年(会社設立) |
| TABETE(タベテ) | パン屋、飲食店、ホテルなどの余剰食品 | アプリで探して予約・決済し、店頭で受け取る | 公表なし | 公表なし |
| rebake(リベイク) | パン屋で廃棄になりそうな「ロスパン」 | 冷凍パンのお取り寄せ通販 | パン廃棄の削減量が累計700t超(2023年3月) | 公表なし |
| ロスゼロ | 「食品ロス予備軍」の食品、アップサイクル食品 | オンライン通販。配送日と中身をお任せする「不定期便」もある | 不定期便1回で約4〜5kgの食品ロス削減、18.13kgのCO2削減(時点の記載なし) | 2018年4月(事業開始) |
Kuradashi(株式会社クラダシ)
株式会社クラダシが運営する、食品ロスになりうる商品を割引価格で買える社会貢献型のオンラインショッピングサイトです。
賞味期限が近い商品、販売時期を過ぎた商品、見た目や仕様に理由のある商品などを扱います。購入金額の一部が社会貢献活動の支援になり、購入者が応援したい団体を選べる点が特徴です。環境保護、海外支援、動物保護、災害支援など、SDGsの目標に関わる団体が対象です。
参照:Kuradashi「Kuradashiとは」、(2026年10月時点)、、同「支援レポート」、(2026年6月30日時点)、、株式会社クラダシ「Company」、(2026年10月時点)
TABETE(株式会社コークッキング)
株式会社コークッキングが運営する、お店の余剰食品を近くの利用者につなぐフードシェアリングアプリです。
パン屋、ケーキ店、ホテル、飲食店、スーパーなどの余剰食品を扱います。利用者は、アプリで探し、受け取り時間を選んで決済し、店頭で画面を見せて受け取ります。登録料や月額料金はかからず、商品代金のみを支払う仕組みです。お店をフォローすると、出品時に通知が届きます。
参照:TABETE公式サイト、(2026年10月時点)、、同「運営会社」、(2026年10月時点)
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rebake(リベイク)
rebakeは、全国のパン屋のパンを冷凍で届けるお取り寄せ・通販マーケットです。
天候などで売れ残り、廃棄になりそうな「ロスパン」を積極的に扱っています。公式サイトによると、出品により店全体のロスがゼロになったパン屋が増え、パン廃棄の削減量は累計700t超(2023年3月)です。ロスパンセットの購入量に応じて児童養護施設にパンセットを送る取組も、2022年3月から続けています。
参照:rebake「rebakeとは」、(2026年10月時点)、、同「サステナビリティ」、(2026年10月時点)
関連記事:rebakeを解説|ロスパンの届き方・料金と食品ロスへの効果
ロスゼロ(株式会社ロスゼロ)
株式会社ロスゼロが運営する、食品ロスになりかけた食品を販売するオンラインマーケットです。
「食品ロス予備軍」の商品の単品販売、規格外の作物などを使ったアップサイクル商品、法人向けの福利厚生サービスがあります。配送日と中身をお任せする「不定期便」では、1回のお届けで約4〜5kgの食品ロス削減と18.13kgのCO2削減を公式サイトに掲げています。
参照:ロスゼロ「ロスゼロとは」、(2026年10月時点)、、同「会社概要」、(2026年10月時点)
mottECOが外食の食品ロス削減にもたらす効果
外食店の食べ残しを捨てずに食べきる仕組みですが、外食の食品ロス70万tに対する規模はまだ小さい状況です。
外食産業の食品ロス70万tに対する持ち帰りの規模
農林水産省によると、2024年度の食品ロスは461万tで、うち事業系が237万tです。事業系の内訳は、食品製造業110万t、食品卸売業9万t、食品小売業48万t、外食産業70万tです。
mottECO普及コンソーシアムは、2024年度に1,200以上の事業所で実施し、年間82t以上の廃棄物削減を実現したと報告しています。同じ2024年度の外食産業の食品ロス70万t(700,000t)と比べると、82t ÷ 700,000t = 0.012%で、外食産業の食品ロスの0.01%余りです(編集部推計)。
| 区分 | 量(2024年度) | 出所 |
|---|---|---|
| 食品ロス全体 | 461万t | 農林水産省 |
| 事業系食品ロス | 237万t | 農林水産省 |
| 外食産業の食品ロス | 70万t | 農林水産省 |
| mottECO普及コンソーシアムの削減量 | 82t以上 | コンソーシアムの報告(環境省掲載) |
| 外食産業の食品ロスに占める割合 | 0.012% | 編集部推計(82t ÷ 700,000t) |
この割合は、コンソーシアム参加事業者の実績だけで計算しています。全国の持ち帰りの総量ではないため、実際の効果はこれより大きい可能性があります。一方で、外食産業の食品ロスは前年度の66万tから70万tに増えており、持ち帰りの普及の余地は大きいと言えます。
参照:農林水産省「事業系食品ロス量(2024年度推計値)を公表」、(2026年6月30日)
関連記事:食品ロスを減らすためにできること|家庭の行動と5つのサービス
持ち帰りが食べ残しを減らす仕組みと現場の効果
持ち帰られた料理は廃棄されず、そのまま食べられます。環境省の手引きによると、mottECOで実際に持ち帰られる食べ残しは1件あたり250gで、デニーズジャパンが店舗調査、利用者アンケート、商品重量から算出しました。削減量は、1件あたり250g × 導入店舗数 × 実施日数 × 1店1日あたりの利用件数で求めます。
令和5年度の1店1日あたりの持ち帰り件数は、事業者や業態で大きく異なります。1店1日あたりの件数は、びっくりドンキーが1.1件、デニーズが0.8件、ロイヤルホストが0.6件でした。
| 事業者 | 1店1日あたりの持ち帰り件数(令和5年度) |
|---|---|
| びっくりドンキー | 1.1件 |
| デニーズ | 0.8件 |
| ロイヤルホスト | 0.6件 |
| 和食さと | 0.2件 |
| 日本ホテル | 0.1件 |
| 京王プラザホテル | 0.1件 |
手引きは、店にとっては食べ残しの処理コストの削減とお客さまからの評価、お客さまにとっては料理を無駄にしない満足、自治体にとっては食品ロスと温室効果ガスの削減、食育の推進が利点だとしています。
普及の課題は認知度と食中毒への不安
環境省の2021年の調査では、消費者の90.0%がmottECOの言葉もロゴも知らず、76.7%に食べ残しを持ち帰った経験がありませんでした。認知が広がらなければ、お客さまが持ち帰りを切り出しにくく、店も導入を急ぎにくくなります。
参加の方法は立場ごとにあります。お客さまは、対応店を選び、店の注意事項を守って持ち帰ります。ガイドラインは、取り組む店を優先して選ぶことも消費者の評価行動だとしています。飲食店は、無料のロゴ資材を使って始められます。自治体は、食べきり協力店を通じて店の導入を支援し、容器の利用件数から食品ロスの削減効果を把握できます。
よくある質問
mottECOについて、検索でよく見られる疑問に公的資料をもとに答えます。
飲食店で食べきれなかった料理を、お客さま自身の責任で持ち帰る行為の愛称です。環境省が提唱しており、まず食べきることを優先したうえで、やむを得ず残った料理を持ち帰ります。
生ものや半生など、加熱が不十分な料理は持ち帰りに適さないとされています。持ち帰りに向くのは、十分に加熱され、常温保存が可能で、水分が少ない料理です。最終的な対象は店が決めます。
店によって異なります。手引きは有償化を求めておらず、令和4年度の実証では、デニーズが30円、和食さとが55円で提供しました。群馬県のように、自治体が容器を無償で配った例もあります。
ガイドラインは、持ち帰り後の食品の管理責任は基本的にお客さまにあるとしています。食後に体調が悪くなった場合は、医療機関を受診し、必要に応じて保健所と店に連絡します。
環境省の「mottECO利用申請者一覧」と、自治体の食べきり協力店の情報が手がかりになります。店頭にロゴやステッカーの掲示があるかも目印です。全国共通の検索サイトは見当たりません。
環境省のページから無料でダウンロードでき、使用申請書に記入してメールで送ります。デザインや色を変えるなど、データの改変は禁止されています。
まとめ
mottECOは、食べきりを前提に、やむを得ず残った料理を自己責任で持ち帰る取り組みです。要点は次のとおりです。
- mottECOは環境省が提唱する愛称で、消費者庁と厚生労働省が2024年12月にガイドラインを定めました。
- 持ち帰りに向くのは、十分に加熱され、常温保存が可能で、水分が少ない料理です。
- 持ち帰り後の管理責任は基本的にお客さまにあります。早く食べ、異臭があれば食べないことが基本です。
- 対応店は、環境省の一覧、自治体の協力店、店頭の掲示から探せます。
- 普及コンソーシアムの2024年度の削減量82t以上は、外食産業の食品ロス70万tの0.012%(編集部推計)で、広がる余地は大きい状況です。