Well-being Life サポートプランとは?パソナの見守りと料金

Well-being Life サポートプランは、パソナライフケアが2026年9月24日に始めた、離れて暮らす高齢の親の見守りと家事支援を組み合わせたサービスです。定期訪問のスタッフが様子を確認し、ご家族へ月1回のレポートを届ける仕組みで、料金は1時間3,850円(税込)に交通費1,100円が1回ごとにかかります。

この記事では、サービスの内容と料金、対象エリア、申し込み先を整理します。あわせて、同じ「離れて暮らす家族の見守り」に取り組む企業を、同じ項目で並べて紹介します。

この記事でわかること

  • Well-being Life サポートプランの内容と開始日
  • 料金の計算例と対象エリア
  • 見守りと家事支援で具体的に何をするのか
  • 申し込み先と問い合わせ方法
  • 日本郵便・ALSOKなど同じ課題に取り組む企業の比較表
  • 単身高齢世帯の増加という社会課題と、このサービスが担う役割

Well-being Life サポートプランとは?パソナライフケアが始めた見守りの新サービス

離れて暮らす家族とパソコンでビデオ通話をする高齢の夫婦

Well-being Life サポートプランは、パソナライフケアが2026年9月24日に提供を始めた、高齢の親を定期訪問で見守りながら家事も支援するプランです。契約者はご家族を想定しています。

パソナライフケアは、パソナグループで訪問介護や家事代行を手がける会社です。同社の家事代行サービス「家ゴト」には、ゴールデンウイークやお盆休み、年末年始などの長期休暇後に、高齢者向け家事代行の問い合わせが通常時の約1.4倍に増えるという傾向がありました。帰省して親の体調や暮らしの変化に気づき、「まだ介護は必要ないが、定期的に誰かに様子を見てほしい」と考える家族の相談が寄せられたことが、新サービスの背景です。

つまり介護が始まる前の段階にいる親と、遠方で暮らす子世代の間を埋めるサービスと位置づけられます。公式のプレスリリースに書かれている概要は次のとおりです。

項目内容(公表されているとおり)
名称Well-being Life サポートプラン
運営株式会社パソナライフケア(パソナグループ)
開始日2026年9月24日
対象高齢者の単身世帯、または夫婦世帯(契約者はご家族を想定)
提供地域東京・神奈川・千葉・埼玉・名古屋・大阪・札幌・福岡(一部対象外エリアあり)
内容見守りサービス(体調や生活状況の確認、生活リズムや外出状況の確認、月1回のご家族向けレポート)と、家事・生活サポート(お掃除、洗濯物干し、たたみ、シーツ交換など)
料金1時間3,850円、交通費1,100円/回(いずれも税込)
利用条件1回2時間以上、月2回から利用可能
備考医療行為は提供していません。身体介護は別途追加料金が必要です

参照:株式会社パソナグループ「パソナライフケア 長期休暇後に高まる“親の見守り需要”に対応『Well-being Life サポートプラン』9月24日開始」

Well-being Life サポートプランの料金は?月2回利用した場合の目安と対象エリア

料金は1時間3,850円(税込)で、訪問のたびに交通費1,100円(税込)が加わります。1回2時間以上、月2回から使えるため、最小の利用でも毎月の支払いはおよそ2万円弱です。

月2回・2時間ずつ利用したときの計算例

公表されている単価と利用条件から、最小の利用パターンを計算すると次のとおりです。これは公表料金からの編集部試算で、実際の請求額はパソナライフケアの見積もりで確認してください。

項目計算金額(税込)
1回分の作業料金3,850円×2時間7,700円
1回分の交通費1,100円×1回1,100円
1回あたりの合計7,700円+1,100円8,800円
月2回の合計8,800円×2回17,600円
月4回に増やした場合8,800円×4回35,200円

訪問時間を3時間にすると1回の作業料金は11,550円になり、交通費を足して1回12,650円です。見守りだけでなく掃除や洗濯もまとめて頼むほど、時間単位で費用が増えていきます。

通常の家事代行「家ゴト」との単価の違い

パソナライフケアが運営する家事代行「家ゴト」の通常料金(2026年8月改定)は、関東で月4回以上の定期利用が1時間4,620円、月2回以上の定期利用が1時間5,170円、単発利用が1時間6,270円です。交通費は1回1,100円で、1回2時間以上という条件があります。これと比べると、Well-being Life サポートプランの1時間3,850円は、関東の定期利用の通常単価より低く設定されています。ただし、見守り項目の確認とご家族へのレポートが含まれる点が通常の家事代行とは異なります。

料金の種類1時間あたり(税込)交通費(税込)
Well-being Life サポートプラン3,850円1,100円/回
家ゴト 定期(月4回以上・関東)4,620円1,100円/回
家ゴト 定期(月2回以上・関東)5,170円1,100円/回
家ゴト 単発(関東)6,270円1,100円/回

参照:家ゴト「料金・エリア」

対象エリアと契約できる人

提供地域は東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋、大阪、札幌、福岡です。一部は対象外のエリアがあるため、親の住所が対象かどうかは申し込み前に確認が必要です。対象は高齢者の単身世帯か夫婦世帯で、契約するのは離れて暮らすご家族を想定しています。

Well-being Life サポートプランでは何をしてくれる?見守りと家事支援の中身

ゴム手袋でキッチンの天板を掃除する家事支援のイメージ

サービスは「見守り」と「家事・生活サポート」の2本立てで、訪問したスタッフが家事をしながら親の様子を確認し、結果を月1回のレポートで家族に伝えます。

見守り:有資格者が監修した項目で生活の変化を確認

定期訪問するスタッフは、ご利用者との会話や日常生活の様子を確認します。確認に使う見守り項目は、介護事業で培ったノウハウをもとに、ケアマネジャーなどの有資格者が監修したものです。体調、生活リズム、外出頻度、人との交流状況、日常生活での困りごとが確認の対象で、心身や生活環境の変化を早く見つけることが狙いです。

カメラやセンサーなどの機器を置く方式ではなく、人が訪問して話をする方式のため、親にとって新しい機器の操作が必要ありません。一方で、確認できるのは訪問したときの様子に限られます。毎日の安否確認が必要な場合は、後半で紹介する機器型の見守りとの併用も選択肢です。

家事・生活サポート:掃除や洗濯を頼みながら見守る

家事・生活サポートは、要望に応じて内容を組み合わせて提供されます。公表されている例は、お部屋や水回りの掃除、洗濯物干し、たたみ、シーツ交換です。家事の時間がそのまま見守りの時間になるため、親が「見守られている」と身構えにくい点が特徴です。

医療行為は提供されません。身体介護が必要になった場合は別途追加料金がかかります。パソナライフケアの家ゴトには、同じ会社が提供するシニアサポートとして、介護サポートや看護サポートを自費で依頼する選択肢もあり、親の状態が変わったときは内容を切り替えて相談できます。

参照:家ゴト「シニアサポート」

ご家族へのレポート:月1回、様子と気づきを共有

ご家族には月1回のレポートが届き、ご利用者の様子やスタッフが気づいた変化が共有されます。遠方の家族が親の暮らしを具体的に知る手段として設計されています。レポートの形式(紙かメールか)や記載項目の詳細は、プレスリリースでは公表されていません。

関連記事:auかんたん見守りプラグを解説|料金・センサーと自治体の助成

Well-being Life サポートプランの申し込み方法と問い合わせ先

申し込みや内容の確認は、パソナライフケアへの問い合わせから始まります。プレスリリースには問い合わせ先が記載されています。

プレスリリースに記載されている問い合わせ先は、株式会社パソナライフケア ライフサポート部(電話03-6832-7382)です。家事代行サービス「家ゴト」の公式サイトのURLも案内されています。なお、2026年10月時点で、家ゴトの公式サイトにはWell-being Life サポートプランの専用ページを確認できませんでした。料金や対象エリアの最新情報は、問い合わせて確かめるのが確実です。

口コミや評判については、開始から日が浅く、利用者の声は公式にも公表されていません。契約前に、訪問する時間帯、担当スタッフが変わるかどうか、レポートの形式を確認しておくと安心です。

参照:家ゴト公式サイト

離れて暮らす親の見守りは訪問型と機器型のどちらを選ぶ?

訪問型は人の目で暮らし全体の変化を捉えるのに向き、機器型は毎日の安否を低い費用で確認するのに向きます。親の状態と、家族が知りたい頻度で選び分けるのが基本です。

比べる点訪問型(パソナライフケア、日本郵便)機器型(ALSOK、ハローテクノロジーズ)
確認の仕方人が訪問して会話や様子を確認ボタン、センサー、電球などの機器で検知
確認の頻度月1回の訪問(日本郵便)、月2回から(パソナライフケア)機器が動作する日々の状況
家事や会話訪問時に会話、家事支援が可能(パソナライフケア)機器が代わりに行うことはない
費用の特徴訪問時間や回数に応じて費用が増える月額と初期費用、機器の購入またはレンタル

どちらか一方に決める必要はありません。月に数回の訪問で暮らしの変化を捉え、日々の安否は機器で確認する組み合わせも考えられます。

離れて暮らす親の見守りに取り組む企業|同じ項目で比べる

同じ社会課題に取り組む企業のうち、公式サイトで内容を確認できた3社を、社名の五十音順(ALSOK、日本郵便、ハローテクノロジーズ)で紹介します。掲載順は優劣やおすすめ順ではありません。確認できた企業が5社に満たなかったため、3社にとどめています。

次の表は、Well-being Life サポートプランと3社を、各社の公式ページに書かれた項目だけで並べたものです。公式ページに記載がない項目は「公表なし」としています。

サービス取り組みの対象見守りの方法家族への知らせ方公表している料金開始年
パソナライフケア Well-being Life サポートプラン高齢者の単身世帯・夫婦世帯(契約者は家族を想定)定期訪問のスタッフが生活状況を確認月1回のレポート1時間3,850円+交通費1,100円/回(税込)2026年
ALSOK HOME ALSOK みまもりサポート一人暮らしの高齢者、離れて暮らす親を見守りたい家族緊急ボタンと相談ボタン、固定電話回線と電源で利用オプションの「みまもり情報提供サービス」で通知(メール通知は別途オプション)月額1,870〜3,069円(税込、プラン別)公表なし
日本郵便 みまもり訪問サービス詳細な暮らしの確認をしたい方、家族が頻繁に訪問できない方郵便局員が月1回、約30分訪問写真付きレポートをメールで送付月額2,500円(税込)公表なし
ハローテクノロジーズ ハローライト自治体・自治会などでも導入されている点灯検知の見守りSIM内蔵のIoT電球の点灯を検知前日の状況をメールで通知(基本設定は10時)初期費用10,780円、スタンダードプラン1年分5,940円(税込の記載なし)公表なし

ALSOK|HOME ALSOK みまもりサポート

ALSOKが提供する、緊急ボタンと相談ボタンを備えた見守りサービスです。緊急ボタンを押すと警備員が駆けつけ、相談ボタンでは看護師や社会福祉士などの資格を持つスタッフに24時間相談できます。

支援の範囲は、緊急時の駆けつけと相談対応です。ライフリズム監視サービスなど、センサーによる見守りはオプションで追加できます。

特徴は、固定電話回線と電源があればインターネット回線なしで使える点です。お買い上げ、レンタル、初期費用0円の3種類のプランがあります。

参照:ALSOK「みまもりサービス」

日本郵便|みまもり訪問サービス

日本郵便が提供する、郵便局員が自宅を訪問して様子を確認するサービスです。訪問は月1回で、1回あたり約30分です。

支援の範囲は、タブレットを使った10問の質問(固定の7問と、23項目から選ぶ3問)による生活の確認です。電話で毎日の状況を確認する「みまもりでんわサービス」も別に用意されています。

特徴は、訪問の結果が写真つきのレポートとして家族にメールで届くことです。パソナライフケアの訪問型と考え方が近く、どちらも人が会うことで変化を捉える方式です。

参照:日本郵便「みまもりサービス」

関連記事:BOCCO emoを解説|料金・見守り機能と自治体の活用事例

ハローテクノロジーズ|ハローライト

ハローテクノロジーズ(旧ハローライト)が提供する、SIMを内蔵したIoT電球で点灯を検知して見守るサービスです。電球を取り替えるだけで使えます。

支援の範囲は、電球の点灯状況の検知とメールでの通知です。基本設定では前日の状況が10時に届き、スタンダードプランでは検知時間の変更や最大5件までのメールアドレス追加ができます。

特徴は、Wi-Fiなどのネットワーク環境が不要で、工事なしで導入できる点です。公式ページには自治体や自治会への導入事例も掲載されています。

参照:ハローテクノロジーズ「ハローライト」

見守りサービスの導入事例|鹿島台自治会(東京都日野市)

見守りサービスを自治会で導入した例として、公式に公開されている事例を1件紹介します。確認できた一次情報が1件のため、掲載は1件です。

鹿島台自治会(日野市)がハローライトを導入した例

東京都日野市の鹿島台自治会は、一人暮らしの高齢者の見守りと、大地震のときに在宅かどうかを確認する目的で、ハローライトを導入しました。

毎朝10時に前日の状況がメールでご家族、民生委員、自治会の役員に届き、異常があれば民生委員か指名された人が訪問して確認します。住民や近隣向けの説明会には延べ87人が参加し、インタビュー時点(2021年4月23日)で10人の住民が利用していました。取り替えるだけで導入でき、工具もコンセントも不要だったと紹介されています。

自治会は、この取り組みを試行と位置づけ、見守りが必要な人全員への拡大を目指すとしています。

参照:ハローテクノロジーズ「鹿島台自治会の導入事例」

関連記事:自治体の高齢者見守りサービスを解説|費用と補助金活用法

Well-being Life サポートプランが高齢者の見守り課題にもたらす良い影響

このサービスは、増え続ける単身高齢世帯のうち、まだ介護を必要としない層の「気づかれにくい変化」を早く見つける役割を担います。ただし効果の数値は公表されておらず、仕組みから考えられる影響を整理します。

単身高齢世帯が増えるという課題の規模

パソナライフケアは、Well-being Life サポートプランの利用者数や見守りの成果に関する数値を公表していません。そこで、課題そのものの大きさを公的統計で確認します。厚生労働省の「2025(令和7)年 国民生活基礎調査」によると、2025年6月5日現在の全世帯は5505万8千世帯で、65歳以上の単独世帯は933万5千世帯、過去最多です。

933万5千世帯÷5505万8千世帯で計算すると、全世帯の約17.0%が65歳以上の一人暮らしにあたります(編集部推計、同じ2025年の調査値どうしを比較)。同調査では、65歳以上の者のいる世帯2761万4千世帯のうち、単独世帯が33.8%と最も多い世帯構造です。

指標(2025年6月5日現在)世帯数・割合
全世帯5505万8千世帯
65歳以上の者のいる世帯2761万4千世帯(全世帯の50.2%)
65歳以上の単独世帯933万5千世帯(65歳以上の者のいる世帯の33.8%)
全世帯に占める65歳以上の単独世帯(編集部推計)933万5千÷5505万8千≒17.0%

参照:厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」(2025年6月5日現在)

介護の手前の変化を早く把握する仕組み

パソナライフケアはサービスの狙いを「心身や生活状況の変化の早期把握」と説明しています。介護が始まる前の段階で、訪問による会話と確認項目から変化を見つけることが、この仕組みの中心です。

体調や生活リズム、外出頻度、人との交流状況を継続して確認すると、食事や外出が減ったといった小さな変化が記録として残ります。変化が見えれば、必要な支援や相談先につなぐ機会が増えます。ただし、これは仕組み上の期待であり、実際にどれだけの効果があったかは公表されていません。

離れて暮らす家族の不安を減らし、住み慣れた地域での生活を支える

家族は、月1回のレポートで親の様子を具体的に知ることができます。パソナライフケアは、ご家族の不安の軽減と、誰もが安心して住み慣れた地域で暮らし続けられる社会の実現への貢献を掲げています。

見守りが家族の側に情報を届けることで、親が異変を一人で抱え込む状況を減らせます。民間の有料サービスのため、費用負担が利用の壁になる点は、公的な見守り制度や他社サービスと比べて判断する必要があります。

よくある質問

Well-being Life サポートプランについて、問い合わせの多い点をまとめました。

Q
Well-being Life サポートプランの料金はいくらですか?
A

1時間3,850円(税込)に、交通費1,100円(税込)が1回ごとにかかります。1回2時間以上、月2回から利用できるため、最小の利用では月17,600円が目安です(編集部試算)。

Q
Well-being Life サポートプランはいつから始まりましたか?
A

2026年9月24日に開始されました。パソナライフケアが同日にプレスリリースを発表しています。

Q
Well-being Life サポートプランはどのエリアで使えますか?
A

東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋、大阪、札幌、福岡で提供されています。一部は対象外のエリアがあるため、申し込み前に住所を確認してください。

Q
Well-being Life サポートプランでは介護や医療もお願いできますか?
A

医療行為は提供されません。身体介護は別途追加料金が必要です。内容の詳細はパソナライフケアに確認してください。

Q
Well-being Life サポートプランは誰が契約しますか?
A

契約者はご家族を想定しています。対象となる親は、高齢者の単身世帯または夫婦世帯です。

Q
見守りサービスは訪問型と機器型のどちらがよいですか?
A

暮らし全体の変化を知りたいなら訪問型、毎日の安否を確認したいなら機器型が向いています。両方を組み合わせる選択肢もあります。

まとめ

Well-being Life サポートプランは、親の見守りと家事支援を1つの契約で頼めるサービスです。要点は次のとおりです。

  • Well-being Life サポートプランは2026年9月24日にパソナライフケアが開始したサービス
  • 料金は1時間3,850円と交通費1,100円(税込)、月2回・2時間利用の目安は月17,600円(編集部試算)
  • 見守りは有資格者監修の項目で確認し、ご家族へ月1回レポートを届ける
  • 対象エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉・名古屋・大阪・札幌・福岡で、一部対象外あり
  • 65歳以上の単独世帯は933万5千世帯で、全世帯の約17.0%(編集部推計)
  • 日本郵便やALSOKなど、訪問型と機器型を組み合わせて検討するのも一案

この記事の執筆者

The Company Journal編集部

企業の取り組み・サステナビリティ・社会課題をテーマにした編集チーム。 企業や自治体の情報を編集部が一社ずつ確認し、 独自の基準で比較・整理した情報をお届けしています。