eemoとは?EVカーシェアの料金・使い方とステーション一覧

eemo(イーモ)は、株式会社REXEVが運営する電気自動車(EV)専用のカーシェアリングです。初期費用は0円で、15分単位で借りられ、対象の充電スポットでは利用中の充電も無料です。この記事では、eemoの料金、使い方、ステーションの場所に加えて、地域の再生可能エネルギーや災害時の電源としての役割までを、公式情報にもとづいて整理します。

この記事でわかること

  • eemoの運営会社と、EV専用カーシェアの仕組み
  • eemoの料金プランと、時間ごとの最大料金
  • 入会から予約、解錠、返却までの使い方
  • ステーションの場所と、提供エリア別の台数
  • 導入事例と、EVカーシェアに取り組む他の企業
  • eemoが地域の脱炭素と防災にもたらす効果

eemoとは?運営会社とEV専用カーシェアの仕組み

ガレージの充電スペースで充電する白い電気自動車

eemoは、株式会社REXEVが運営するEV専用のカーシェアです。小田原市と湘南電力も共同で取り組んでいます。

スマートフォン、免許証、クレジットカードがあれば入会でき、24時間365日、アプリから予約して使えます。車はすべて電気自動車で、ガソリン車は含まれません。

参照:eemo公式サイト(2026年10月時点)

運営はREXEV、小田原市と湘南電力が共同で取り組む

eemoは、小田原市、湘南電力、REXEVが共同で取り組む、小田原・箱根を中心としたエリアの交通サービスとして始まりました。最初にスタートした小田原エリアでは、地元の小田原でつくられた再生可能エネルギーを最大限に活用して車を充電すると、公式サイトは説明しています。

運営するREXEVは、EVの車載蓄電池に着目したエネルギーマネジメントと、モビリティマネジメントを組み合わせたプラットフォームを提供する会社です。EV導入のコンサルティングや法人向けのスマート充電器、EVカーシェア事業の立ち上げ支援も手がけています。eemoは、REXEV自身が運営するサービスであると同時に、他の自治体や企業に提供する仕組みの原型でもあります。

参照:eemo公式サイト「eemoの特徴」(2026年10月時点)、REXEV公式サイト(2026年10月時点)

EV専用だから充電のサポートが手厚い

eemoは電気自動車だけを扱うため、運転中に充電が必要かどうかのチェックや、充電スポットの案内といったサポートが用意されています。EVに乗ったことがない人でも使いやすいことを、公式サイトは特徴に挙げています。

公式サイトの案内では、満充電時の航続距離は200km以上で、小田原と東京を往復できる距離とされています。これは日産リーフの場合の数字です。車の充電残量は予約時にアプリで確認できます。利用中に充電が必要になったら、車内の充電カードを使って無料で充電できます。ただし、無料になるのは充電カードの利用対象となっている充電スポットに限られます。

参照:eemo公式サイト「電気自動車の魅力」(2026年10月時点)

eemoの料金は?2つのプランと最大料金

eemoの料金は、使った時間の分だけ払う15分単位の従量制です。初期費用は0円で、走行距離による追加料金もありません。

参照:eemo公式サイト「料金詳細」(2026年10月時点)、eemo公式サイト「料金案内」(2026年10月時点)

いつも使いプランとたまに使いプランの違い

eemoには、利用頻度に合わせて選べる2つの料金プランがあります。いつも使いプランは月に1回以上使う人向けで、たまに使いプランより時間料金が安く設定されています。その代わり、個人は月の利用料金が1,100円を下回ると、最低利用料金1,100円が請求されます。法人の最低利用料金は0円です。

たまに使いプランは数か月に1回程度しか使わない人向けで、最低利用料金はなく、使った分だけの支払いです。時間料金はいつも使いプランより高く設定されています。

次の表は、公式の料金表から小田原・湯河原エリアのステーション、ミドルクラスの車の料金を抜き出したものです。価格はすべて税込で、ステーションと車のクラスによって変わります。

利用時間いつも使いプランたまに使いプラン
15分ごと264円308円
6時間まで4,400円5,720円
12時間まで7,920円9,240円
24時間まで12,100円14,520円
36時間まで17,600円18,920円
48時間まで20,900円22,220円
72時間まで28,600円29,920円
ナイトパック(平日18時から翌9時)3,300円3,960円

料金は予約開始から利用終了までの時間で、15分単位に切り上げて計算されます。時間区分ごとに上限の最大料金があり、6時間を超える予約には下限料金が適用されます。ベーシッククラスのいつも使いプランでは、15分220円からという案内もあります。任意の安心サポートは1回880円です。

公式が示す、ガソリン車カーシェアやレンタカーとの比較

REXEVは、小田原・湯河原エリアのステーションで、いつも使いプランのミドルクラスを使った場合の比較を「当社調べ」として公開しています。12時間のゴルフでは、eemoが7,920円、他社のガソリン車カーシェアが9,600円(距離料金を含む)、レンタカーが10,100円(前日からの貸出)です。24時間の1泊2日旅行では、eemoが12,100円、他社ガソリン車カーシェアが12,600円、レンタカーが13,000円とされています。

この比較は運営会社が自ら条件を選んで作ったもので、第三者の調査ではありません。エリアやクラスが違えば結果も変わるため、実際に借りる条件で公式の料金表を確認してください。

eemoの使い方:入会から返却までの流れ

電気自動車に充電プラグを差し込む利用者

eemoは、予約から解錠、返却までアプリで完結します。入会に必要なのは、スマホ、免許証、クレジットカードです。

参照:eemo公式サイト「ご利用方法」(2026年10月時点)

入会に必要なものと審査の目安

公式サイトは「入会に必要なものは、スマートフォン、免許証、クレジットカードだけ」と案内しています。登録審査は最短30分で完了し、審査後に予約できます。個人向けと法人向けで入会ページが分かれており、法人は領収書の発行ページも用意されています。

利用できる年齢の条件は、ご利用方法のページには書かれていません。年齢や免許の条件が気になる場合は、入会前に公式サイトの入会ページかカスタマーセンター(0120-659-750、24時間365日受付)で確認すると安心です。

予約、解錠、返却の手順

利用の流れは次のとおりです。車は元のステーションに返す方式で、返却後はアプリで施錠すると手続きが終わります。

  1. 予約:公式アプリを開き、地図から最寄りのステーションを探します。車と利用時間を選んで予約します。
  2. 利用開始:アプリで車を解錠し、車内のキーボックスからキーを取り出します。充電プラグを外して出発します。
  3. 返却:元のステーションに戻り、キーをキーボックスに戻します。アプリで施錠して返却手続きを完了します。

利用中の充電が必要になった場合の手順は、公式サイトの別ページ「ご利用中の充電について」にまとめられています。長距離を走る予定があるときは、出発前に確認しておくとよいでしょう。

eemoのステーションと提供エリア

eemoのステーション一覧には、9都道県の17エリアが載っています。各エリアの台数を合計すると、車両は77台です。

次の表は、公式のステーション一覧を、掲載順にそのまま整理したものです。台数はエリアごとの合計で、2026年10月に公式ページで確認しました。

エリア都道府県台数公式が記載する場所
小田原・箱根・湯河原神奈川県28台神奈川県西部・西湘エリアの小田原、箱根、湯河原のステーション
練馬エリア東京都3台豊玉中三丁目アパートの駐車場内
新宿エリア東京都1台新宿駅の徒歩圏内
台東エリア東京都3台東京の下町エリア
目黒・渋谷エリア東京都3台S-LINKS渋谷(青葉台)、コーシャハイム神宮前五丁目
板橋エリア東京都4台氷川町(板橋区役所前駅から徒歩5分)、小豆沢(志村坂上駅から徒歩9分)
八丈島エリア東京都5台八丈ビューホテル(大賀郷エリア)
釧路エリア北海道1台釧路エリア
三沢市エリア青森県7台三沢市
白河市エリア福島県2台白河駅西側
伊達市エリア福島県1台U-プレイス伊達(阿武隈急行高子駅から徒歩2分)
入間市エリア埼玉県10台入間市役所の敷地内
松本市エリア長野県2台松本市役所の本庁舎内
名古屋 北区愛知県3台名古屋市北部
名古屋市港区エリア愛知県1台名古屋港周辺
名古屋 緑区愛知県1台緑区
広島市(安佐南区)広島県2台大町駅から徒歩8分、とれたて元気市広島店内

台数が最も多いのは小田原・箱根・湯河原の28台で、次が入間市の10台です。入間市役所と松本市役所の庁舎内にもステーションがあり、自治体の施設を使った配置が見られます。各ステーションの車種は、ステーション一覧のページには書かれていません。車種や台数は変わることがあるため、借りる前にアプリで最新の状況を確認してください。

参照:eemo公式サイト「サービス提供エリア」(2026年10月時点)

eemoが向いている人と向かない人

eemoは、提供エリア内で短時間から使いたい人に向いています。エリア外や長距離の移動には不向きです。

次の表は、ここまでの公式情報から、使い方ごとの向き不向きを整理した編集部の見立てです。口コミや利用者アンケートにもとづくものではありません。

使い方eemoとの相性公式情報での根拠
小田原・箱根・湯河原の観光や日常の買い物向いているこの地域に28台あり、15分単位で借りられる
月に1回以上使ういつも使いプランが候補個人は月1,100円の最低利用料金があるが、時間料金は安い
数か月に1回だけ使うたまに使いプランが候補最低利用料金がなく、使った分だけ払う
EVに初めて乗る向いている充電のチェックや充電スポットの案内がある
100km以上の長距離ドライブ充電計画が必要満充電の航続距離は200km以上(日産リーフの場合)
提供エリア以外での利用向かない返却は元のステーションで、17エリアに限られる

ガソリン車より時間料金が高くなるかどうかは、車のクラスやエリアで変わります。借りる条件に近い料金表で試算するのが確実です。

EVカーシェアの導入事例:自治体と企業の取り組み

REXEVは、eemoの運営ノウハウで自治体や企業のEVカーシェア立ち上げを支援しており、公式の事例が4件あります。

参照:REXEV公式サイト「EVカーシェア事業立ち上げ支援」(2026年10月時点)

一般財団法人塩尻市振興公社(長野県塩尻市)

塩尻市振興公社は、塩尻市とともに、デジタルを活用した公共交通の実現を目指す塩尻MaaSプロジェクトを進める団体です。

市内の立体駐車場に開設したEVステーションに、EVの社用車を2台置いてカーシェアリング事業を計画しました。地域DXセンター「core塩尻」を使うパートナー企業に、利用を促すとされています。REXEVは、eemoのフランチャイズとして運用ノウハウとカーシェアリングのシステムを提供し、予約、解錠と施錠、返却、料金の決済を専用アプリ一つで操作できるようにしました。

事例ページは、社用車の運用の効率化と、パートナー企業向けの域内交通の充実を実現していると記しています。数値の成果は公表されていません。

参照:REXEV公式サイト「EVカーシェアリングで効率化と利便性向上」(2026年10月時点)

東京都東久留米市(非常用電源確保事業)

東久留米市の事業は、鈴与商事、鈴与電力、久米設計、REXEVからなる共同企業体が手がけるものです。

事例ページは、防災のために自治体が設置するディーゼル発電機には、使うときの環境負荷が大きく、平常時に活用できないという課題があると説明しています。そこで、太陽光発電、蓄電池、EVを組み合わせ、災害時の電源確保と、平常時の設備の有効活用の両立を目指す内容です。具体的には、EVを市職員の移動手段として使い、非常用電源として電力を供給し、EVを経由した余剰電力を他の施設へ供給します。

参照:REXEV公式サイト「再生可能エネルギー等を活用した非常用電源確保事業」(2026年10月時点)

住友商事・住友商事九州・日本ガス(企業間のEVシェアリング)

住友商事、住友商事九州、日本ガス、REXEVの4社による実証実験です。

新型コロナウイルスの影響で社用車の利用が減ったことを背景に、社用車と複数企業間のEVカーシェアを組み合わせ、資産を効率よく使いながら環境にも配慮する新しいサービスモデルを検証しました。内容は、企業間で行うセミクローズドのEVカーシェアリング運用と、エネルギーマネジメントの2つです。電気の面ではカーポート型の太陽光発電を新たに導入したと、事例ページは説明しています。成果の数値は公表されていません。

参照:REXEV公式サイト「セミクローズEVシェアリングシステム利用開始」(2026年10月時点)

滋賀県(公用車を県民と観光客に開放)

滋賀県、NTT西日本滋賀支店、REXEVが、2026年7月7日に始めた実証事業です。

平日は県職員が公用車として使い、土曜、日曜、祝日は、県民や観光客がカーシェアとして使えます。車両は日産リーフ1台で、場所は大津市の滋賀県庁本館西駐車場です。実証期間は2029年3月上旬までの予定で、NTT西日本が運営するアプリ「N.mobi」から15分220円で利用できます。滋賀県が令和7年度に行った導入可能性調査を受けた、3年間の長期実証と発表されています。

参照:REXEV公式サイト「公用車を活用したEVカーシェアリング実証事業」を開始(2026年7月7日付)

EVカーシェアとEV充電に取り組む企業・サービス

EVのシェアと充電に取り組む企業は、eemoのほかにもあります。ここでは、公式サイトで内容を確認できた3社を紹介します。

掲載順は、社名の読みの五十音順です。順位やおすすめ順ではありません。各社の記載は、それぞれの公式ページに書かれている内容に限っています。

まず、eemoと3社を、公式ページに書かれている項目だけで同じ表に並べます。公表されていない項目は「公表なし」と書いています。

サービス(運営会社)取り組みの対象仕組み公式ページが公表している実績
eemo(株式会社REXEV)EV専用のカーシェアリングアプリで予約し、15分単位で利用。ステーションに返却17エリア・77台(ステーション一覧)
N.mobi(NTT西日本株式会社)自治体の公用車や企業の社用車を使ったEVカーシェアリングN.mobiアプリで会員登録から返却まで行う個別の台数や会員数は公表なし
タイムズカー(タイムズモビリティ株式会社)カーシェアリング全般と、自治体と連携したEVカーシェア会員制のカーシェア。自治体と連携した取り組み例を公開会員400万人超(2026年9月1日付のキャンペーン告知)。EVの台数は公表なし
WeCharge(ユビ電株式会社)EV充電サービスWeChargeアプリで充電。マンション、勤務先、ホテルなどに設置四半期ごとの利用指標を公開。2026年7〜9月分を2026年10月10日に公表

NTT西日本(N.mobi)

NTT西日本は、EVカーシェアリングサービス「N.mobi」を提供しています。

自治体の公用車や企業の社用車を、週末や祝日に地域住民や観光客へ開放できます。複数企業で社用車をシェアする使い方や、企業の休業日に社員へ開放する使い方にも対応し、EVの導入から運用までをワンストップで支援するとしています。利用者は、N.mobiアプリで会員登録、予約、利用、返却までを行います。

2025年12月には、大阪府堺市の学生マンションで、EVカーシェアリングの実証を始めると発表しました。この実証は、コープリビングサービス、NTTビジネスソリューションズ、REXEVとの取り組みです。滋賀県の公用車の事例でも、N.mobiが利用アプリになっています。

参照:NTT西日本公式サイト「N.mobi」(2026年10月時点)

タイムズモビリティ(タイムズカー)

タイムズモビリティは、パーク24グループの会社で、カーシェアリングサービス「タイムズカー」を運営しています。

公式の官民連携ページは、全国の自治体と連携して、観光誘致や災害対策、公用車のコスト削減などに取り組むと説明しています。EVの取り組み例として、大阪府堺市の事例を紹介しています。市役所周辺のタイムズ駐車場に、リーフ3台とi-MiEV2台を置き、5か所のステーションに充電設備を設けた取り組みです。

2026年9月1日付のキャンペーン告知では、会員数が400万人を突破したと発表されています。EVだけの台数は、公式サイトからは確認できませんでした。

参照:タイムズカー公式サイト「官民連携によるカーシェアリング普及の取り組み」(2026年10月時点)、タイムズカー公式サイト「会員400万人突破記念キャンペーン」(2026年9月1日付)

関連記事:カーシェア比較|主要5社の料金とステーション数を詳しく解説

ユビ電(WeCharge)

ユビ電株式会社は、EV充電サービス「WeCharge」を運営する会社で、創立は2019年4月19日です。

WeChargeは、マンション、勤務先、ホテルなどへ設置を広げており、設置や運用のサポートも行います。事業内容は、充電サービスの管理と運営、環境価値創出事業です。EV充電の利用実績を、四半期ごとに公式サイトで公開している点が特徴です。2026年10月10日付の発表では、個別設置型の契約率(設置された駐車区画のうち、実際にEV充電されている割合)が、2021年度設置分で2026年7〜9月に13.0%でした。

参照:ユビ電公式サイト「2026年第2四半期 EV充電サービス「WeCharge」に関する最新の指標について」(2026年10月10日付)、ユビ電公式サイト「会社概要」(2026年10月時点)、ユビ電公式サイト「Services」(2026年10月時点)

関連記事:ユビ電とは?WeChargeの料金プランとマンション導入の流れ

eemoが地域の脱炭素と防災にもたらす良い影響

電線を背景にした屋外のEV充電スタンド

eemoは、地域の再生可能エネルギーでEVを動かし、災害時には非常用電源になる点で、脱炭素と防災の両方に関わっています。

地域の再エネで走り、災害時は電源になる

eemoの小田原エリアの車は、小田原でつくられた再生可能エネルギーを主に使って充電されます。電気をつくる段階でCO2を出さず、地域でつくった電気を地域で使うことで、エネルギーの地産地消につなげるという考え方です。

平常時は、再生可能エネルギーを効率よく使うための「動く蓄電池」として、小田原以外のエリアにも展開を目指しています。災害が起きたときは、地域の非常用電源として貸し出されると、公式サイトは説明しています。東久留米市の事例でも、ディーゼル発電機に代わる電源としてEVを使う内容が公開されています。

ただし、eemo全体でどれだけのCO2を減らしたかという数値は、公式サイトでは公表されていません。効果は仕組みとして説明されているもので、削減量の実績ではない点に注意してください。

関連記事:再生可能エネルギーおすすめ電力6社比較|選び方の注意点も解説

運輸部門のCO2と、eemoの規模を同じ尺度で見る

国土交通省は、2024年度の日本のCO2排出量9億7,148万トンのうち、運輸部門が1億8,719万トンで19.3%を占めると公表しています。自動車全体は運輸部門の85.6%で、日本全体の16.5%にあたります。このうち旅客自動車は運輸部門の47.8%、日本全体の9.2%です。乗用車の動力をEVに替え、さらにその電気を再生可能エネルギーにすることが、この排出量を減らす道筋の一つです。

eemoの規模を、全国のカーシェアリングと比べてみます。eemoのステーション一覧に載る車両は合計77台です。交通エコロジー・モビリティ財団の2026年3月の調査では、全国のカーシェアリングの貸渡車両数は85,312両でした。計算式は、77台÷85,312両=0.0009で、eemoは全国のカーシェア車両の0.09%(編集部推計)にあたります。

比べた数字の時点は異なります。eemoの台数は2026年10月に公式ページで確認した数、全国の数は2026年3月の調査です。全国の車両はガソリン車などを含み、eemoはEVだけという違いもあります。eemoの台数は小さく見えますが、次の項目のとおり、カーシェア全体は急速に広がっています。

参照:国土交通省「運輸部門における二酸化炭素排出量」(2026年10月時点)、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」(2026年10月時点)

使われていない車を地域に開く

滋賀県の実証は、平日だけ使う公用車を休日に県民や観光客へ貸し出す仕組みです。休日に使われていない車を、地域の人が試せるEVとして活用することで、車の稼働率が上がり、EVに触れる機会も増えます。県は「CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」などで、EVを含む次世代自動車の普及を進める方針を示しています。

塩尻市振興公社の事例でも、社用車の利用状況の見える化と運用の自動化が課題として挙げられていました。企業や自治体が参加するときは、まず自分たちの車がどれだけ動いていない時間があるかを調べることが出発点になります。個人は、自分で車を持たずに必要なときだけEVを借りる形で、この仕組みに参加できます。

カーシェア全体の広がりと、期待される効果

交通エコロジー・モビリティ財団の調査では、全国のカーシェアリングは次のように増えています。貸渡車両数は2022年の51,745両から、2026年の85,312両まで増えました。

調査年(3月)貸渡車両数会員数
2022年51,745両2,636,121人
2023年56,178両3,130,801人
2024年67,199両4,695,761人
2025年84,887両5,602,120人
2026年85,312両5,391,855人

同財団は、カーシェアリングが環境に及ぼす主な効果として、自動車保有台数の削減、自動車走行距離の削減、環境にやさしい移動手段へのシフト、駐車スペースの削減を挙げています。これらは効果が報告されているという位置づけで、eemo個別の数値ではありません。

参照:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移」(2026年10月時点)

よくある質問

eemoについて、料金や入会、充電、エリアでよく調べられている疑問に、公式情報から答えます。

Q
eemoの料金はいくらですか?
A

eemoの料金は15分単位で、初期費用は0円です。小田原・湯河原エリアのミドルクラスでは、いつも使いプランが15分264円、たまに使いプランが15分308円です。いつも使いプランの個人は、月の利用料金が1,100円を下回ると最低利用料金が請求されます。車のクラスやエリアで価格は変わります。

Q
eemoは誰でも入会できますか?
A

入会にはスマートフォン、免許証、クレジットカードが必要で、審査は最短30分で完了します。年齢などの細かい条件は、ご利用方法のページには書かれていないため、公式の入会ページで確認してください。

Q
eemoの利用中の充電は有料ですか?
A

充電カードの利用対象となっている充電スポットでは、車内の充電カードを使って無料で充電できます。対象外のスポットでは無料にならない場合があります。

Q
eemoはどこで使えますか?
A

公式のステーション一覧には、神奈川県、東京都、北海道、青森県、福島県、埼玉県、長野県、愛知県、広島県の17エリアが載っています。車両の合計は77台で、小田原・箱根・湯河原が28台と最も多くなっています。

Q
eemoは災害時にどう使われますか?
A

公式サイトは、災害が発生したときにeemoの電気自動車が「地域の非常用電源」として貸し出されると説明しています。平常時は、再生可能エネルギーを効率よく使う「動く蓄電池」として位置づけられています。

まとめ

eemoは、REXEVが運営するEV専用のカーシェアで、初期費用0円、15分単位で使えます。要点は次のとおりです。

  • eemoの料金は15分単位で、初期費用は0円。いつも使いプランは個人で月1,100円の最低利用料金があります。
  • 入会はスマホ、免許証、クレジットカードで、審査は最短30分。予約から返却まではアプリで完結します。
  • ステーションは9都道県の17エリア、合計77台。最も多いのは小田原・箱根・湯河原の28台です。
  • REXEVの仕組みは、塩尻市振興公社、東久留米市、滋賀県などの自治体や企業にも広がっています。
  • 全国のカーシェア車両85,312両に対し、eemoは0.09%(編集部推計)。CO2の削減量は公表されていません。

この記事の執筆者

The Company Journal編集部

企業の取り組み・サステナビリティ・社会課題をテーマにした編集チーム。 企業や自治体の情報を編集部が一社ずつ確認し、 独自の基準で比較・整理した情報をお届けしています。