ロスおせちは、受注数と製造数のずれなどで余ったおせちを、食品ロス削減を掲げる事業者が割引価格で販売する取り組みです。2025年12月にはKuradashiで約13,000件が販売され、年内に買える年もあれば、年明けに期間限定で出回る年もあります。
本記事では、ロスおせちの仕組み、おせちが余る理由、ふるさと納税の制度変更との関係、買える時期と場所、割引率の見方、購入前の確認点までを整理します。2026年10月22日の確認時点では、2027年の正月向けのロスおせちの販売情報は見つかっていないため、2025年シーズンの販売実績から時期の目安を示します。
この記事でわかること
- ロスおせちの仕組みと、通常のおせちとの違い
- おせちが余る理由と、ふるさと納税の制度変更が与えた影響
- 2025年シーズンの販売時期と、ロスおせちを買える場所
- 割引率ではなく、送料込みの1人前で比べる方法
- 購入前のチェックリストと注意点
ロスおせちとは?基本的な仕組みと通常のおせちとの違い

ロスおせちとは、受注と製造のずれなどで余ったおせちを、食品ロス削減のために割引価格で販売する取り組みです。
おせちは正月の直前に需要が集中する季節商品で、売り手は早い時期に製造数を決めなければなりません。そのため余りが出やすく、ロスおせちという販路が生まれました。従来は廃棄されていた可能性のあるおせちを、消費者と販売元の双方にメリットがある形で流通させる点が、ロスおせちの最大の特徴です。
ロスおせちの定義と特徴
ロスおせちとは、需要予測のずれや製造の都合で余ったおせちを、割引価格で販売する商品や取り組みを指す言葉です。公的な定義があるわけではなく、販売元ごとに「ロスおせち」「おせちレスキュー」「おそち」など呼び方が異なります。
販売の形は数量限定・期間限定が基本です。在庫の状況で販売開始や終了のタイミングが変わるため、買いたい場合はこまめに販売ページを確認する必要があります。
通常のおせちとの違い
通常のおせちは事前に予約して、配送日を決めて受け取る形が中心です。一方、ロスおせちは余りが確定してから販売されるため、販売時期・選べる商品・配送日の自由度に違いが出ます。
| 比べる点 | 通常の予約おせち | ロスおせち |
|---|---|---|
| 販売のタイミング | 正月前の予約期間 | 余りが確定した後の年末、または年明けの期間限定 |
| 選べる商品 | 豊富な種類から選べる | 在庫になった商品だけ |
| 配送日時 | 指定できる場合が多い | 制限がある場合があり、商品ごとに確認が必要 |
| 価格 | 販売元の通常価格 | 割引価格(割引の基準は販売元ごとに異なる) |
特定のブランドや中身にこだわりがある場合は、通常の予約のほうが向いています。内容より価格や食品ロス削減への貢献を重視する場合に、ロスおせちが選択肢になります。
エシカル消費としての価値
ロスおせちは安く買えるだけでなく、環境や社会への配慮につながるエシカル消費の一形態です。環境省は、令和6年度の日本の食品ロスの発生量を461万トン(家庭系224万トン、事業系237万トン)と推計しています。令和5年度の464万トンから3万トン減ったものの、事業系は231万トンから6万トン増えました。
余ったおせちを廃棄せずに販売できれば、販売元は損失を抑えられ、購入者は食品ロスの削減に参加できます。寄付の仕組みを持つ事業者もあり、買い物が支援につながる点もエシカル消費としての価値です。
参照:環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和6年度)の公表について」(2026年6月30日公表)
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おせちがロスになる理由は?需要予測の難しさと製造・流通の制約

おせちがロスになるのは、需要が年末に集中する一方で、製造と配送の計画を早い段階で決める必要があるためです。
おせちは季節商品の中でも、需要の山が短く、中身も多品目で、計画の修正が難しい商品です。ここでは、余りが生まれる構造を3つに分けて整理します。
季節商品特有の需要変動
おせちは正月が近づくほど売れる一方で、正月を過ぎると買う人がほとんどいなくなる商品です。需要の山が短い商品では、売れ残りがそのまま廃棄リスクになります。
農林水産省は、恵方巻きなどの季節食品について、予約販売などで需要に見合った販売を食品小売業者に呼びかけています。おせちも、需要が短期間に集中する点では同じ構造です。
参照:農林水産省「季節商品の需要に見合った販売の推進」(2026年10月時点)
製造と流通の制約
おせちには黒豆、数の子、伊達巻など多くの食材が使われ、仕入れ先も調理法もそれぞれ違います。完成までに時間がかかるため、製造数は早い時期に決める必要があります。
配送の面でも制約があります。おせちは冷蔵または冷凍で、年末の物流が混み合う時期に届けなければなりません。締め切り後に生まれた需要には応えにくい構造があります。欠品を避けようと多めに作れば余り、抑えれば販売機会を逃すというジレンマも続きます。
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需要予測の困難性
おせちの需要は、景気、天候、物価、家族の過ごし方など多くの要因で変わります。洋風、中華風、和洋折衷と種類が増え、人数別のサイズも増えたため、売り手は商品ごとに予測しなければなりません。
価格も需要を左右します。帝国データバンクの調査では、2026年のおせちの平均価格は29,098円で、前年より約1,000円上がりました。一方、Kuradashiの調査では、消費者の約7割が購入予算を15,000円以下と考えており、供給の価格と需要の価格に約2倍の開きがあるとされています。売りたい価格と買いたい価格の差が、余りやすさの一因です。
参照:株式会社クラダシ「「ふるさと納税」ポイント廃止の余波 Kuradashi、続出する行き場を失った「ロスおせち」をレスキュー」(2025年12月16日発表)
ふるさと納税のポイント廃止はロスおせちを増やしたのか
2025年10月のポイント付与禁止で寄付が9月に前倒しされ、おせちの需要がずれたとKuradashiは説明しています。
ふるさと納税では、令和7年10月から、ポイントを付与するポータルサイトを通じた寄付募集が禁止されました。総務省の資料には「ポータルサイト等によるポイント付与を禁止(R7年10月より適用)」と記されています。
この制度変更が、おせちの需要にも影響しました。株式会社クラダシは2025年12月16日の発表で、ポイント還元の廃止を前に9月に駆け込み寄付が集中し、例年12月に見込まれていた需要が前倒しされたと説明しています。加えて、物価高による買い控えと、暖冬による季節感のずれも原因に挙げています。2025年12月のロスおせちは、制度変更を背景にした余りの増加という側面を持っていました。
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 制度変更 | ふるさと納税のポータルサイトによるポイント付与の禁止(令和7年10月から適用) |
| 需要の前倒し | 9月に駆け込み寄付が集中し、例年12月に見込まれた需要が前倒しされた |
| その他の要因 | 物価高による買い控え、暖冬による季節感のずれ |
これはKuradashiが示した説明であり、余りの量を統計で裏づけたものではありません。ただし、ポイントを軸にした従来の選び方が成り立たなくなったことは、ふるさと納税の制度変更の事実です。なお、ロスおせちをふるさと納税の返礼品として扱う販売元は、本記事の調査では確認していません。
参照:総務省「ふるさと納税の指定基準等について」(令和7年5月13日資料)
ロスおせちの商品内容と価格はどのくらい?

Kuradashiは2025年12月に、三段重を6,980円、17品のおせちを5,980円で案内しました。
ロスおせちというと品質に不安を持つ方もいますが、実際にどんな商品がいくらで売られているかを、販売元の発表で確認しましょう。
販売されるおせちの種類と中身
Kuradashiの発表には、和洋おせちの「西京 三段重」(3〜4人前)と、「トクおせち 梅 17品」(2〜3人前)が挙げられています。ロスゼロは、老舗や有名店のおせちを手頃な価格で味わえるとして、年内お届けのロスおせちを案内しました。
訳ありの理由は、期限が近い、売り場に出せなかった、見た目や仕様に理由があるなど、商品ごとに異なります。購入前に、商品ページで訳ありの理由、賞味期限、保存方法を確認することが大切です。
価格帯とボリューム感
| 商品(2025年12月時点の案内) | 人数 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 和洋おせち「西京 三段重」 | 3〜4人前 | 6,980円 |
| 「トクおせち 梅 17品」 | 2〜3人前 | 5,980円 |
おせちの予算については、クックパッドユーザー721人への調査で、予算を15,000円未満に抑えたい人が5割を超えるという結果が出ています。内訳は、5,000円未満が14.2%、5,000〜10,000円が22.3%、10,000〜15,000円が19.8%です。ロスおせちの案内価格は、この予算帯に収まる例があります。
参照:PR TIMES「おせち予算に15,000円の壁『2026年おせち料理に関する意識調査』|クックパッド」(2025年11月13日発表)
ロスおせちはいつから買える?販売時期の目安
2025年シーズンは、12月から年末までの年内販売と、2月上旬の3日間限定セールがありました。
ロスおせちの販売時期は、販売元と年によって変わります。確認できた2025年シーズンの販売実績を表にまとめます。各発表の出典は、後述の事例の節の参照行に掲げています。
| 時期 | 販売元 | 内容 |
|---|---|---|
| 2025年12月1日〜31日 | Kuradashi | 年内に販売。期間中の販売件数は約13,000件 |
| 2025年12月12日午後以降 | ロスゼロ | 「おそち」として年内お届け分の販売を開始。順次追加や、在庫次第で早期終了する変則的な取り扱い |
| 2026年2月2日〜4日 | Kuradashi | 「おせちレスキュー」として最大80%OFF(参考小売価格比)で販売。なくなり次第終了 |
2026年10月22日の確認時点では、2027年の正月向けのロスおせちについて、販売元からの案内は見つかっていません。例年の傾向としては12月の年内販売が中心で、正月後に追加のセールが行われる場合もありますが、時期は年ごとに変わるため、販売元の公式サイトで最新の情報を確認してください。
元日までに必ずおせちが必要な場合は、ロスおせちだけに頼らず、通常の予約も並行して検討するのが安全です。
ロスおせちは割引率より送料込みの1人前で比べるべき?
ロスおせちは割引率だけでなく、送料と人数を含めた1人前の総額で比べると、お得かどうかを判断しやすくなります。
割引率は、販売元が示す参考小売価格が基準です。Kuradashiの案内でも、割引率は参考小売価格をもとに計算すると説明されています。参考小売価格が高く設定されていれば、割引率が大きくても支払額は安くならない場合があります。
送料も確認が必要です。Kuradashiの商品ページには、基本送料が商品ごとに550円で、月額550円のプレミアム会員なら送料が無料になること、冷蔵便の配送料や離島の中継料が別にかかる場合があることが記されています。
| 確認する点 | 見るポイント |
|---|---|
| 割引の基準 | 参考小売価格か、通常販売価格か |
| 送料 | 基本送料、冷蔵・冷凍便の加算、会員の送料無料条件 |
| 人数 | 何人前か。1人前に直して比べる |
| 配送日 | 指定できるか、年内に届くか |
1人前の価格は、(商品価格+送料)÷人数で求められます。たとえば前述の「西京 三段重」は商品価格だけなら、6,980円÷4人=1,745円から6,980円÷3人=2,327円です。送料が加わると、この金額は上がります。
なお、上の計算は2025年12月の案内価格をもとにした一例であり、現在の価格を示すものではありません。
参照:Kuradashi「おせちレスキュー」(2026年10月時点)
ロスおせちを選ぶメリットと注意点は?

ロスおせちのメリットは価格と食品ロス削減への貢献で、注意点は選択肢の少なさと配送日の制約です。
メリットと注意点を先に知っておくと、自分の状況に合うかどうかを判断しやすくなります。初めて購入する方は、この章を確認してください。
経済的メリットと社会貢献
最大のメリットは、通常より安い価格でおせちを購入できることです。前述のとおり、1万円未満の商品が案内された例もあります。家計への負担を抑えながら、正月の食卓を用意できます。
社会貢献の面もあります。購入によって、廃棄される可能性があったおせちを活かせます。販売元によっては、売上の一部を支援に回す仕組みもあるため、買い物が環境や社会の支援につながります。
関連記事:GO GREENプロジェクトとは?シェアリングエコノミーで実現するサステナブルな消費行動
購入時の注意点とデメリット
最大の注意点は、選べる商品が在庫に限られることです。特定のブランドや中身にこだわる方は、希望の商品が見つからないことがあります。
配送日時の自由度が低い点も理解しておきましょう。ロスゼロは年末の配送の混雑を理由に注文の締め切りが早くなると説明しており、ロスおせちの配送日時に制限がある場合があります。年末の予定が決まっている方は、受け取れる日を先に確認してください。
販売の開始が遅いことも注意点です。通常の予約で早めに準備を済ませたい方には、年末まで買えるか分からない不安が残ります。人気の商品は先に売り切れるため、こまめな確認が必要です。
品質と安全性の確認ポイント
品質と安全性は、購入前に商品ページで確認します。訳ありの理由、賞味期限、保存方法が明記されているかを見てください。
冷凍おせちの場合は、解凍方法と解凍後に食べ切る期限を必ず確認しましょう。重箱を冷凍庫に入れられる大きさかどうかも、届く前に確かめておくと慌てずに済みます。信頼できる販売元かどうかは、運営会社の情報が公開されているかで判断できます。
ロスおせちを買う前のチェックリストは?
購入前は、訳ありの理由、賞味期限、解凍方法、送料込みの総額、配送日の順に確認すると失敗を防げます。
次の手順で確認すれば、割引率に惑わされずに商品を選べます。
- 販売元の公式サイトで、運営会社の情報と販売ページの内容を確認する
- 訳ありの理由と賞味期限、保存方法の記載を確認する
- 冷蔵か冷凍か、解凍方法、冷凍庫に入る大きさかを確認する
- 商品価格に送料を加え、人数で割った1人前の価格を計算する
- 配送日を指定できるか、年内に届くかを確認する
- 売り切れや早期終了もありうるため、通常の予約も並行して検討する
ロスおせちの今後の展望は?

Kuradashiのロスおせちは、2024年12月の約7,300件から2025年12月は約13,000件に増えました。
ロスおせちは一時的な話題にとどまらず、季節商品の余りを減らす販路として広がっています。ここでは、実績と消費者の意識から今後を考えます。
フードロス削減の取り組み実績
Kuradashiの発表では、2024年12月上旬から年内の販売が約7,300件、2025年12月の販売が約13,000件でした。1年で販売件数が約1.8倍になった計算です。ただし、2025年は需要の前倒しなどで余りが増えた年でもあり、この増加が今後も続くとは限りません。
販売元にとっても、余ったおせちを廃棄せずに売れる販路があることは、廃棄コストを抑えることにつながります。
消費者意識の変化と市場の動き
物価高が続く中で、予算を抑えたい消費者は多くいます。前述の調査では、おせちの予算を15,000円未満にしたい人が5割を超えました。価格を抑えつつ、納得して選べる商品へのニーズが、ロスおせちの追い風になる可能性があります。
一方で、価格の安さだけで選ぶと、配送日や中身で後悔することもあります。割引率だけでなく、総額と条件で選ぶ消費者が増えるかが、今後の分かれ目です。
持続可能な消費モデルとしての可能性
ロスおせちは、季節商品の余りを割引価格で売るという、需要と供給のずれを市場で解消する仕組みです。恵方巻きのように、需要が短期間に集中する商品にも同じ考え方を当てはめられます。
企業にとっては、余りを引き取る販路があることで、製造計画の考え方が変わる可能性もあります。余りを前提にしない需要予測と、余った場合の販路の両方を持つことが、食品ロス削減の現実的な進め方です。
ロスおせちはどこで買える?食品ロス削減サービス3社
食品ロス削減の通販やアプリは複数あり、ここでは公式サイトで内容を確認できた3社を紹介します。
本節では、運営会社名の五十音順に3社を並べています。順位や評価を示すものではありません。公式サイトで内容を確認できた3社に絞っており、おせちの取り扱いも、各社の公式サイトで確認できた範囲だけを書いています。
| サービス名 | 運営会社 | 買い方 | おせちの取り扱い(公式サイトで確認できた範囲) |
|---|---|---|---|
| Kuradashi | 株式会社クラダシ | 通販サイト・アプリ | おせちレスキューのページを公開 |
| TABETE | 株式会社コークッキング | アプリで予約・決済し、店舗で受け取り | 公式サイトでは確認できず |
| ロスゼロ | 株式会社ロスゼロ | 通販サイト | 公式サイトのトップ・会社概要では確認できず。同社の発表で「おそち」を案内 |
Kuradashi(株式会社クラダシ)
株式会社クラダシは、訳あり食品などを割引価格で販売するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する会社です。
サイトでは食品、お菓子、お酒、飲料、美容・健康、日用品などのカテゴリから探せ、割引の理由(期限が近い、行き場をなくした、見た目や仕様に理由あり)で絞り込めます。アプリもあります。
公式サイトには、Kuradashi支援総額が194,051,084円(2026年6月30日時点)と表示されています。購入が支援につながる仕組みを数字で見られる点が特徴です。
参照:Kuradashi公式サイト(2026年10月時点)、株式会社クラダシ「会社概要」(2026年10月時点)
TABETE(株式会社コークッキング)
株式会社コークッキングは、食品ロスを減らすフードシェアリングサービス「TABETE」を運営する会社です。
店舗が出品した、まだ食べられるのに売れ残りそうな食品を、アプリで探して予約・決済し、指定の時間に店舗で受け取ります。登録料や月額料金はなく、食品の代金だけで利用できます。
通販ではなく、近くの店舗の余剰を受け取る形である点が特徴です。公式サイトではおせちの記載を確認できなかったため、ロスおせちを買えるかどうかは出品状況を見て判断する必要があります。
参照:TABETE公式サイト(2026年10月時点)、株式会社コークッキング「運営会社」(2026年10月時点)
ロスゼロ(株式会社ロスゼロ)
株式会社ロスゼロは、規格外品や余剰在庫など、まだ食べられる食品をEC通販で届ける食品ロス削減事業者です。2018年4月に大阪で事業を開始しています。
単品の割引販売のほか、約2か月ごとに届く「ロスゼロ不定期便」(5,000円・税込・送料無料)、余った食材を使ったアップサイクル商品、レストランの運営も行っています。
不定期便は、配送日と中身をお任せする「わくわく福袋」のサブスクリプションで、決まった商品を選ぶ通常の買い物とは使い方が違います。公式サイトのトップと会社概要ではおせちの記載を確認できず、おせちは同社の発表(事例の節で紹介)で案内されています。
参照:ロスゼロ公式サイト(2026年10月時点)、株式会社ロスゼロ「会社概要」(2026年10月時点)
ロスおせちの販売事例は?
ロスおせちの事例として、Kuradashiとロスゼロが公式に発表した、おせちの販売の取り組みを紹介します。
本節の事例は、各社が自ら発表した内容だけをもとにしています。発表に書かれていない成果や評価は載せていません。
株式会社クラダシ:年内販売と、正月後のおせちレスキュー
株式会社クラダシは、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する会社です。
2025年12月の1か月間におせちを販売し、2026年2月2日から4日の3日間は「おせちレスキュー」として、販売の季節を過ぎたおせちを最大80%OFF(参考小売価格比)で販売しました。
2025年12月1日から31日の販売件数は約13,000件と、同社は発表しています。
参照:株式会社クラダシ「おせちレスキュー」発表(2026年2月2日発表)
株式会社ロスゼロ:年内お届けの「おそち」
株式会社ロスゼロは、まだ食べられる食品をEC通販で届ける食品ロス削減事業者です。
2025年12月12日午後以降、おせちの余りを年末まで注文できるようにした「おそち」を、公式オンラインショップで販売しました。年内お届けに対応し、順次追加や在庫次第の早期終了がある変則的な取り扱いでした。
同社は、おせちが余る理由として、予約数の変動、店頭用に確保した在庫の売れ残り、直前のキャンセルを挙げています。重箱は一種類でも欠けると販売できなくなるため、各品目を多めに作る事情があるとも説明しています。
参照:株式会社ロスゼロ「「おそち」販売開始」発表(2025年12月11日発表)
よくある質問
ロスおせちについて、検索でよく見られる疑問に答えます。
本記事で公式の記載を確認できた通販は、Kuradashiとロスゼロの2社です。TABETEは通販ではなくアプリで予約し、店舗で受け取る仕組みです。楽天市場やAmazonでの取り扱いは確認していないため、購入前に各商品ページで販売元と訳ありの理由を確認してください。
2025年シーズンは、12月の年内販売と、2026年2月2日から4日の期間限定セールがありました。2027年の正月向けの販売情報は、2026年10月22日の確認時点では見つかっていません。販売時期は年ごとに変わるため、公式サイトで確認してください。
関係があるのは需要の面で、ふるさと納税の返礼品としてロスおせちを買えるという意味ではありません。株式会社クラダシは、ポイント還元の廃止を前にした9月の駆け込み寄付で、例年12月の需要が前倒しされたと説明しています。返礼品としての取り扱いは、本記事では確認していません。
はい、Kuradashiで2025年12月と2026年2月に販売された実績があります。2025年12月1日から31日の販売件数は約13,000件でした。割引率は参考小売価格をもとに計算され、送料は別にかかる場合があります。
本記事では、利用者の口コミを一次情報として確認できていないため、評判の良し悪しは判断できません。口コミを探すより、訳ありの理由、賞味期限、送料込みの総額、配送日が商品ページに明記されているかを確認するほうが、購入判断の助けになります。
まとめ

ロスおせちは余ったおせちを割引価格で買える仕組みで、時期と総額と配送条件を確認すれば、お得に正月を迎えられます。
- ロスおせちは、受注と製造のずれなどで余ったおせちを、食品ロス削減のために割引価格で販売する取り組みです。
- 2025年シーズンは、12月の年内販売と、2026年2月2日から4日のセールがありました。2027年の正月向けの販売情報は、2026年10月22日の確認時点では見つかっていません。
- ふるさと納税のポイント廃止による需要の前倒しが、2025年12月の余りの一因だとKuradashiは説明しています。
- 割引率ではなく、送料と人数を含めた1人前の価格で比べると、お得かどうかを判断できます。
- 購入前は、訳ありの理由、賞味期限、解凍方法、配送日を確認し、通常の予約も並行して検討しましょう。