企業のDX推進やペーパーレス化が加速するなか、紙媒体に依存しない情報発信のあり方が改めて問われています。こうした潮流を背景に、デジタル出版サービスを展開するFlipHTML5 Software Co., Ltd.は、AIを活用した電子ブック制作機能を2026年4月より提供開始しました。
同社は電子カタログやデジタルブックの制作効率化にとどまらず、環境負荷の軽減や情報発信のアクセシビリティ向上をも視野に入れ、デジタル出版の普及に取り組んでいます。
紙資源削減とDX推進を支えるデジタル出版

企業活動において、カタログ、営業資料、社内マニュアル、教育資料といった印刷物は今なお広く利用されています。しかし、印刷・配送・保管にはコストがかかるうえ、環境への負荷も小さくありません。
近年、SDGsへの関心が高まるなかで、紙使用量の削減と業務効率化を目的としたデジタル移行が各業界で加速しています。とりわけ製造業、不動産、教育分野では情報の更新頻度が高く、改訂のたびに再印刷が必要となる紙媒体の運用コストが長年の課題となっていました。
FlipHTML5は、PDFやPowerPointなど既存データを活用しながら、電子カタログやデジタルブックへオンラインで変換できる環境を提供しています。印刷物を前提としない情報発信を支援することで、企業のDX推進とペーパーレス化の両面に貢献しています。
AIによって広がる”誰でも発信できる”環境
今回新たに導入されたAIアシスタント機能では、利用者がテーマや目的を入力するだけで、電子ブックの構成案と本文を自動生成できます。
これまでデジタルコンテンツの制作には、専門的な知識やデザインスキルが求められる場面が多く、リソースの限られる組織にとっては参入障壁となっていました。AI活用によって制作ハードルを引き下げることで、中小企業や教育機関、地域団体なども情報発信に取り組みやすくなることが期待されます。
閲覧者側にも恩恵があります。AIを通じてコンテンツの要約確認や質問が可能になることで、必要な情報へより素早くアクセスできる環境が整います。情報格差やデジタル活用のハードルが社会課題として取り上げられるなか、AI支援機能は情報発信の裾野を広げる取り組みとして注目を集めそうです。
クリエイティブ制作の効率化と多様な表現支援
AI画像生成機能では、アニメ風、油絵風、スケッチ風など複数のスタイルに対応しており、オリジナル画像を手軽に制作できます。外部素材の調達コストを削減できるほか、コンテンツの表現の幅も広がります。
さらにAIによる文章最適化機能では、文字数の調整からトーンの変更まで柔軟に対応しています。ターゲットに合わせた情報設計を支援することで、より伝わりやすいコンテンツ制作をサポートします。
人的リソースが限られる企業や団体にとって、こうした機能群は広報・教育・営業活動の効率化に直結する可能性があります。
“持続可能な情報流通”を支えるインフラへ

FlipHTML5によると、同サービスは現在、世界50,000社以上で利用されているといいます。製造業、教育、不動産、アパレルなど業界を横断して導入が進んでいる実績は、デジタル出版ニーズの広がりを示すものといえます。
今後は引き続きAI機能の強化を進め、利用者ごとに最適化されたデジタル出版体験の提供を目指す方針です。
単なる電子カタログ制作ツールにとどまらず、「必要な情報を、必要な人へ、より持続可能な形で届ける」情報流通基盤として——デジタル出版が果たす役割は、今後さらに大きくなっていきそうです。
【概要】
会社名 :FlipHTML5 Software Co., Ltd.
代表者 : 代表取締役 Winston Zhang
所在地 : Flat/Rm D3, 11/F, Luk Hop Industrial Building, No.8 Luk Hop Street, San Po Kong, Kowloon, Hong Kong
公式サイト:https://fliphtml5.com/ja/
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