Spiber(スパイバー)は、山形県鶴岡市に本社を置き、微生物の発酵でつくるタンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン)」を開発する日本のバイオ素材企業です。2026年4月1日には、旧Spiberの事業を引き継いだ新生Spiberが新しい経営体制で始動しており、現在もこの素材を使った服や車の内装が発売されています。
この記事では、Spiberの会社と素材の基本、2026年に変わった体制、買える製品と価格、素材を採用した企業の事例、同じ分野で素材開発に取り組む企業、そしてSpiberが衣類の環境負荷にもたらす効果を、公式ページと公的機関の情報だけで整理します。
この記事でわかること
- Spiberの会社概要とブリュード・プロテインの仕組み
- 2026年4月に始動した新生Spiberの体制
- Spiberの素材を使った製品の価格と買い方
- 素材を採用した3社の事例(CORDE by、Stella McCartney、JNBYグループ)
- 同じ分野に取り組む企業5社の比較表
- Spiberが衣類の環境負荷にもたらす効果と、数字の読み方
Spiberとはどんな会社?山形県鶴岡市発のバイオ素材企業

Spiberは、微生物の発酵でタンパク質素材をつくる、山形県鶴岡市のバイオ素材企業です。
2007年に設立された旧Spiber株式会社の事業を、2026年4月1日に新生Spiberが引き継ぎました。
Spiberは公式サイトで、持続可能なウェルビーイングと環境課題の解決に向けた革新的なソリューションの創造に取り組むバイオベンチャーだと自社を紹介しています。事業の中心は、素材の開発から、タイの量産プラントでの発酵・ポリマー製造、ブランドとの共同開発までです。
Spiberの会社概要と拠点
Spiberの会社概要は、公式の会社情報ページで次のように公表されています。本社は山形県鶴岡市、量産プラントはタイのラヨーン県、欧州の素材販売拠点はパリにあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | Spiber株式会社(Spiber Inc.) |
| 代表者 | 代表取締役 CEO 川名 麻耶 |
| 本社 | 山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1 |
| 事業内容 | 新世代バイオ素材開発 |
| タイの拠点 | Spiber (Thailand) Ltd.(ラヨーン県)。発酵量産プラントの運営とポリマーの製造 |
| 欧州の拠点 | Spiber Europe(フランス・パリ)。欧州地域での素材販売などを担当 |
| 認証 | ISO9001:2015(2025年4月3日付)、ISO14001:2015(2025年4月4日付) |
参照:Spiber「会社概要」
ブリュード・プロテインとは?微生物の発酵でつくるタンパク質素材
ブリュード・プロテインは、植物由来の糖を主な原料に、微生物の発酵でつくる構造タンパク質素材です。Spiberは公式サイトで、精密発酵技術を用いたプロテイン素材を開発していると説明し、プロテイン繊維を新しい繊維カテゴリーとして位置づけています。
ビールやヨーグルトが微生物の発酵でつくられるのと同じように、微生物にタンパク質をつくらせ、それを繊維に仕上げる考え方です。羊毛や絹のように動物から得るのではなく、発酵でタンパク質を得るため、動物から得る素材と比べて土地利用や水使用量が小さくなると、Spiber自身が推定しています。
Spiberは、40以上のブランドから200を超える製品に採用されていると公表しています(時点の記載なし)。混紡の例も多く、たとえばStella McCartneyの商品はブリュード・プロテイン繊維25%とウール75%の組み合わせです。
参照:Spiber「サステナビリティ」、Spiber公式サイト
新生Spiberとは?2026年に変わった体制と現在の事業
新生Spiberは、旧Spiberの事業を引き継ぎ、2026年4月1日に新体制で始動した会社です。
引き継ぎの対象は、旧Spiberの一部の例外(US事業など)を除くすべての事業です。Spiberの素材や製品は、現在もこの新生Spiberのもとで開発と販売が続いています。
2026年4月1日に何が起きたのか
Spiberの公式プレスリリース(2026年4月1日付)は、新生Spiberが、2007年設立の旧Spiber株式会社の事業の譲渡を受けて始動したと説明しています。譲渡の対象は、US事業などの一部の例外を除くすべての事業です。
経営体制では、代表取締役 CEOの川名麻耶氏が事業戦略とガバナンス構築の責任を担い、事業の早期収益化を主導するとされています。旧Spiberの創業者である関山和秀氏と菅原潤一氏は経営の一線を退き、技術的課題の解決と製品化プロセスの最適化に注力します。
プレスリリースには、アデランス、天野エンザイム、小松マテーレ、ゴールドウイン、島精機製作所、慶應義塾大学先端生命科学研究所などのパートナー各社から、共同開発の継続を表明するコメントが掲載されています。譲渡に至る財務面の詳細は、同社の公式ページでは確認できませんでした。
参照:Spiber株式会社「新生「Spiber」発足および新体制に関するお知らせ」(2026年4月1日)
新生Spiberの方針と、受託事業SPIBER BIOFOUNDRY
CEOの川名氏は、新生Spiberの方針として、市場のニーズから逆算した事業設計、ライフスタイルやビューティー、食品、ヘルスケアなどへの価値提供、そして経済的自立による事業継続性の担保の3つを挙げています。
2026年10月2日には、自社素材の量産で培ったタンパク質生産の技術を社外に開く受託事業「SPIBER BIOFOUNDRY」の開始が発表されました。1Lの培養槽から100kL超の商業生産設備まで対応し、研究用試薬、産業用酵素、診断原料、食品素材などが対象です。Spiberは、自社の商業生産設備で50g/Lのタンパク質生産濃度を実機で達成したとしています。
参照:Spiber「受託事業「SPIBER BIOFOUNDRY」を開始」(2026年10月2日)
Spiberの素材を使った服はいくら?価格と買い方
Spiber公式のTシャツは、公式LINEで買え、価格は9,900円〜11,000円(税込・送料別)です。
ほかの製品は、ブランドごとに価格も販売先も異なります。
| 製品 | 素材構成 | 価格(公表分) | 買い方 |
|---|---|---|---|
| Spiber Tee 001 with Brewed Protein™ | 綿93%、ブリュード・プロテイン繊維7% | 9,900円(税込・送料別) | Spiber公式LINEのみ(国内限定) |
| Spiber Logo Tee 001 / MR DQ Tee 001 | 同上 | 各11,000円(税込・送料別) | Spiber公式LINEのみ(国内限定) |
| Stella McCartney ニットウェア3型 | ブリュード・プロテイン繊維25%、RWS認証ウール75% | 公表なし | Stella McCartney直営店、公式オンラインストア、一部の取扱店 |
| CORDE by LAND CRUISER PRADO “NEWSCAPE” | シートカバーの一部に採用 | 公表なし | 2026年春発売予定と発表(販売店は公表なし) |
Spiber Tee 001は、法人向けユニフォームを中心にボディウェアを手がけてきたボンマックスとの共同開発です。購入はSpiber公式LINEのストアメニューからで、友だち追加のあとにチャット画面から注文します。
参照:Spiber「初のオフィシャル製品『Spiber Tee 001』を発売」(2025年11月7日)
Spiberの素材を採用した企業の事例

Spiberの素材は、自動車、高級ファッション、中国のアパレル企業の製品に採用されています。
以下はSpiberが自社の公式ページで公表している3社の事例です。
CORDE by(トヨタグループ):LAND CRUISER PRADO “NEWSCAPE”のシートカバー
トヨタグループのスタイルドカーブランド「CORDE by」が、LAND CRUISER PRADO “NEWSCAPE”の内装に採用しました。
ブリュード・プロテイン繊維はシートカバーの一部に使われ、外装カラーはTHE NORTH FACEが担当しています。2023年にコンセプトモデルとして発表され、今回が販売車両への初採用です。2026年春の発売予定がJapan Mobility Show 2025で発表されました。販売台数や価格は公表されていません。
参照:Spiber「Brewed Protein™ファイバーを採用した車両、正式発売へ」(2025年10月23日)
Stella McCartney:2026年ウィンターコレクションのニットウェア3型
英国発のラグジュアリーブランドStella McCartneyが、2026年ウィンターコレクションのニットウェア3型にブリュード・プロテイン繊維を使用しました。
素材はブリュード・プロテイン繊維25%、RWS認証ウール75%の混紡です。2026年3月にパリ・ファッションウィークで披露され、10月5日付の発表時点で販売中です。販売は直営店、公式オンラインストア、一部の取扱店で行われています。
参照:Spiber「Stella McCartney 2026年ウィンター コレクションより、Brewed Protein™ファイバーを採用したニットウェア3型が発売開始」(2026年10月5日)
JNBYグループ:中国ブランドとして初めてブリュード・プロテイン繊維を採用
中国・杭州に本社を置くJNBYグループの「CROQUIS」(メンズ)と「JNBY」(ウィメンズ)が、ブリュード・プロテイン繊維を採用したウールコートを発売しました。
CROQUISのダブルフェイスウールコートは2025年9月26日に発売され、17.5ミクロンの梳毛ウール糸にブリュード・プロテイン繊維10%をブレンドしています。中国のブランドとして初の採用で、紡績会社との協業から一歩進み、消費者と直接接点を持つブランドとの取り組みになったとSpiberは説明しています。
参照:Spiber「JNBYグループとの協働を開始」(2025年10月16日)
関連記事:PANGAIAとは?日本での買い方と素材・関税・返品の注意点
Spiber以外にも素材の循環・バイオ化に取り組む企業5社
素材のリサイクル化・バイオ化は、クラレトレーディングや東レなど複数の企業が進めています。
ここでは各社の公式ページで確認できた内容を、同じ項目で並べます。
掲載は社名の五十音順です。順位やおすすめ度を示すものではなく、各社の取り組みの対象が異なるため、優劣はつけていません。数値は各社が公表したものだけを載せ、公表がない項目は「公表なし」としています。
| 企業 | 取り組みの対象 | 仕組み | 公表している実績 | 開始年 |
|---|---|---|---|---|
| Spiber | 衣料・自動車内装などの素材 | 植物由来の糖を原料に、微生物の発酵でタンパク質繊維をつくる | 40以上のブランド、200を超える製品に採用(時点の記載なし) | 2007年(旧Spiberの設立) |
| クラレトレーディング | 環境配慮型の素材・製品 | リサイクル原料やバイオマス原料などを「えらぶ・つくる・つかう」の3宣言で扱う | 公表なし | 公表なし |
| 小松マテーレ | 生地・環境共生素材 | リサイクル、バイオ由来、植物由来タンパク質繊維などを総合ブランドmateRecoで展開 | 2014〜2025年の累計で、製品1tあたり温室効果ガス約9.70t削減 | 公表なし |
| JEPLAN | 衣料品・PETボトル | 回収した服のポリエステルを再び原料に再生するケミカルリサイクル | 衣料ルートのPET樹脂1t製造時のCO2排出量は、石油由来原料からの製造と比べて約49%削減(同社の算出) | 公表なし |
| TBM | プラスチック・紙の代替素材 | 炭酸カルシウム(石灰石)を主原料とするLIMEX。使用済みプラスチックの再生も実施 | 公表なし(グラフ表示のみで文章に数値なし) | 公表なし |
| 東レ | 繊維・ポリマー | 回収PETボトルや廃漁網のリサイクル繊維「&+」、100%バイオナイロン510繊維など | 循環型の資源利用に貢献する製品の売上収益1,500億円(2024年度) | 公表なし |
クラレトレーディング:〈エコトーク〉でリサイクル・バイオマス原料の素材を選ぶ
クラレトレーディング株式会社は、環境負荷を低減する商品とサービスの総称として〈エコトーク®〉を掲げる商社です。
対象は、リサイクル原料やバイオマス原料を使った素材から、PFASなどの代替品、生分解性に優れた原料まで幅広く、「えらぶ」「つくる」「つかう」の3つの宣言で取り組みを整理しています。原料の選定から製造パートナー、使用時の機能まで一続きで宣言している点が特徴です。年付きの数値は公式ページに載っていません。
小松マテーレ:mateRecoにブリュード・プロテインも入る素材ブランド
小松マテーレ株式会社は、サステナブルな生地や環境共生素材を総合ブランドmateReco(マテレコ)にまとめて展開しています。
リサイクルのポリエステル・ナイロン、バイオナイロン、バイオポリエステルに加え、植物由来タンパク質繊維としてBrewed Protein(100%植物由来原料)も対象素材に含まれています。製品1tあたりの温室効果ガス削減量は、2014〜2025年の累計で約9.70tと同社が公表しています。
参照:小松マテーレ「mateReco」(2014〜2025年の累計)、小松マテーレ「mateReco ABOUT」
JEPLAN:服のポリエステルを原料に戻すBRING
株式会社JEPLANは、使われなくなった服を回収し、含まれるポリエステルを再びポリエステルの原料に再生する「BRING」を運営しています。
同社の北九州響灘工場のケミカルリサイクルは、原料に廃繊維由来のものを100%使い、その内訳は糸や生地の生産で出る繊維くずが95%、BRINGで回収された衣料品が5%です。PET樹脂1t製造時のCO2排出量は、石油由来原料からの製造と比べて約49%削減できると公表しています。この数値は、環境省が2019年度に委託したLCA調査の結果に各工場の電源構成を加味して同社が算出したものです。
参照:JEPLAN「事業領域」、JEPLAN「サステナビリティ」
関連記事:RE.UNIQLOを解説|回収できる服と届け先・社会への効果
TBM:石灰石を主原料にしたLIMEXと、使用済みプラの再生
株式会社TBMは、石灰石を主原料とする素材LIMEX(ライメックス)を開発し、資源循環事業も運営しています。
LIMEXは、炭酸カルシウム粉末、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂、各種添加剤を加熱・混練してつくる、プラスチックの代替として使える素材です。一般的なプラスチックペレットと同様に既存設備で成形できるとしています。環境負荷のグラフは公開されていますが、文章には数値が書かれていないため、この記事では数値を載せていません。
参照:TBM公式サイト、TBM「プラスチック代替としての特徴」
東レ:リサイクル繊維「&+」とバイオナイロンの事業規模
東レ株式会社は、リサイクル繊維「&+」を、使用済みPETボトルを活用したポリエステルに加えて、廃漁網などを使ったナイロンにも広げています。
同社の2025年9月のIR資料では、バイオ由来の素材として、100%バイオナイロン510繊維の本格販売開始が示されています。持続可能な循環型の資源利用と生産に貢献する製品の売上収益は、2024年度に1,500億円で、2030年度の目標は4,000億円です。基幹ポリマーの再生資源等使用比率は、2030年度に20%を目標としています。
参照:東レ「TORAY IRセミナー 東レグループのサステナビリティへの取り組みに関する説明会」(2025年9月3日)
Spiberが衣類の環境負荷にもたらす効果
Spiberが狙う効果は、衣類の環境負荷が大きい原料調達と製造を、発酵由来の素材に置き換えることです。
ただし示されている削減率は、Spiber自身の推定値であり、実測の年次データではありません。
原料と製造の環境負荷を比べる:Spiberの推定値と国内の全体像
Spiberは、ブリュード・プロテイン繊維を、カシミヤなど従来の動物由来のタンパク質素材と比較した推定値を公表しています。温室効果ガス排出79%、富栄養化82%、土地利用99%、水使用量97%の削減です。これは事前生産段階のライフサイクルアセスメントの推定値で、タイのポリマープラントと日本の紡糸施設で再生可能電力を使い、施設をフル稼働させる想定に基づいています。
環境省の「サステナブルファッション」のページは、日本のファッション産業のCO2排出量の90%以上が原材料調達と製造の段階で生じ、原材料調達だけで45%以上を占めると紹介しています。また、国内に供給される衣服の製造に必要な水は年間約83億㎥で、そのうち約9割は綿の栽培によるとしています。
Spiberの削減率は素材どうしを比べた推定値で、環境省の数値は国内の衣類全体の合計です。単位が異なるため、この記事ではSpiberの削減率を国内全体の削減量に換算する計算はしていません。素材単位の推定値と、国全体の規模を、別々の物差しとして読む必要があります。
参照:環境省「サステナブルファッション」、Spiber「LCA Summary Report」(2023年11月版)
関連記事:PANECOとは?繊維リサイクルボードの特徴と制服の回収・買い方
温室効果ガスの削減目標と、非可食原料への切り替え
Spiberは、ブリュード・プロテインの1kgあたりのCO2排出量について、2029年までにネット10kg、2035年までにネットゼロを達成する計画だと公表しています。現状の実績値は公式ページに示されていませんので、目標と実績を分けて読む必要があります。
原料では、2026年までに、ポリマー原料の食用糖を少なくとも50トン(乾燥重量)、非可食の糖に置き換える計画を進めています。2023年以降は、エネルギー属性証明書の購入により、100%再生可能電力を使用しているとしています。
将来は、サトウキビのバガスやトウモロコシの茎葉などの農業廃棄物、繊維廃棄物を原料として再利用することを目指し、関連イニシアチブ「BioCircular Materials Alliance」を立ち上げています。
タンパク質づくりの技術を社外へ開く:産業への波及
素材の量産で培った発酵生産の技術を、他社の研究や製造に使えるようにする取り組みも始まっています。SPIBER BIOFOUNDRYは、菌株開発からプロセス開発、受託製造まで一貫して支援する受託事業で、2026年10月7〜9日のBioJapan 2026で初めて披露されました。
対象は研究用試薬、産業用酵素、診断原料、食品素材などで、衣料にとどまらない産業へ技術が広がる動きです。効果の数値はまだ公表されていないため、この記事では取り組みの内容だけを紹介しています。
よくある質問
Spiberについて、よく聞かれる疑問に答えます。
Spiberは、微生物の発酵でつくるタンパク質素材「Brewed Protein™」を開発する、山形県鶴岡市のバイオ素材企業です。タイに発酵量産プラントを持ち、アパレルや自動車などのブランドと共同で製品を開発しています。
植物由来の糖を主な原料に、微生物の発酵でつくる構造タンパク質素材です。Spiberは公式サイトで、精密発酵技術を用いたプロテイン素材と説明しており、繊維にして服や車の内装に使われています。
続けています。2026年4月1日に新生Spiberが、旧Spiberの一部の例外を除くすべての事業の譲渡を受けて始動しました。2026年10月には受託事業SPIBER BIOFOUNDRYの開始も発表されています。
Spiber自身のTシャツは、公式LINEのストアメニューから買えます。価格は9,900円〜11,000円(税込・送料別)です。Stella McCartneyのニットウェアは、直営店と公式オンラインストア、一部の取扱店で販売されています。
Spiberは、カシミヤなどと比べて温室効果ガス排出を79%、水使用量を97%減らせるという推定値を公表しています。ただし事前生産段階の推定値で、実測の年次データではない点に注意が必要です。
まとめ
Spiberは、発酵でつくるタンパク質素材を軸に、衣料や自動車、産業向けの技術へ事業を広げている企業です。要点は次のとおりです。
- Spiberは山形県鶴岡市に本社を置き、2026年4月1日に新生Spiberが旧Spiberの事業を引き継いで始動しました。
- ブリュード・プロテインは、植物由来の糖を原料に、微生物の発酵でつくる構造タンパク質素材です。
- Spiber自身のTシャツは公式LINEで9,900円〜11,000円(税込・送料別)で、ブランド製品の価格はブランドごとに異なります。
- CORDE by、Stella McCartney、JNBYグループが、自動車の内装やコート、ニットウェアに素材を採用しています。
- 削減率の数値はSpiberの推定値で、実測の年次データではないため、目標と実績を分けて読むことが大切です。